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うたがわきしみの宇宙Ⅱ

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140文字では収まりきらなかった、うたがわきしみの世界観。コラムやエッセーやうわごとじゃない。あくまで、なにかしら、きしみの宇宙を匂わす作品になっているものたち。主に詩。ギャグ系…
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2022年1月の記事一覧

はあーい! じゃあ明日から 月曜日と水曜日の間に 金曜日を挟みまーす! よろー!

心の狭いオカマに 出会ったことがない 理由もわかってる

そこまでいうなら 皆さんがこれまで 見たことがないオッバイを 僕は観に行きます アデュー!

目をこすって 路面電車が起きる世界線 海に行こうと 朝霞が言った ガソリンはいらない 目覚めのコーヒーさえあれば レールの無い道をぶらぶらと 滲んだ雲を目指す 彼女が彼女を好きになった日 ハッピーエンドは無くなったのかもしれない だからといって 一体誰に この距離感を否定できる?

”どうしようもなさ“が欲しくて 映画や小説をひもとく 現実に自分に降りかかってきたら 言葉もないけど 向こう側にある 彼らや彼女たちのやるせなさに 身悶えしたい そのために生きてる さもしさの中に悲哀があり 悲哀の中に光がある どこにも辿り着けない人々が どうしようもなく溺れてる

お皿をそっと置ける人しか愛せない

根なし草のダンスほど見惚れるものはない めくりあげた黒い下着も 舌を噛み千切られそうなキスも 充実していながら涙を溢し 誰も愛せず 「アフリカに行きたい」と懇願する少女 どうせ死ねやしない もっと出鱈目でいいのだと 誰も彼女に教えなかった 母はただの無条件 父は質の悪い絶望だった

ちょうどいい 死体を抱くのに 飽いていたところだ オリーブにピクルス そして上等なスコッチ 俺が文字を吐き出す代わりに 資産家のパイプオルガンの上で 5人の女を抱かせてくれ 鍵盤のように次々と 本命かどうかはそのあとだ アメリカンドリームならくれてやる まざまざと死にたくなる夜に

転がり込んだように出ていくだけの 下等な脊椎動物 二本足の間にもう一本の足があり それが女を探し当てる つまりはうらぶれた女だ 誘い方は至極簡単 共通の友人がいる その琥珀色の友人をちらつかせれば たいがいは気分がよくなり タバコと一緒に寝床まで提供してくれる あるいは温もりまで

不動産で年収3億稼いだという友人をぶん殴った ついさっき 酒の席だ 特に理由は必要ないだろう しいてあげるならムカついたからだ あるいは 自分がまだ何者でもないことに苛立ったから つまりはクソだ この人生というクソゲーに 一発お見舞いしてやったのさ この世で一番のクソらしくな

琥珀色の記憶 豊満におどけた乳房 盛上がった二つの白い丘に 蕩けた蜜林 あるいは熟れた底なし沼 狂った時計と走り書きの詩 朝方に開けられたワイン しどけない姿のまま キッチンでむさぼる 行きずりのバター それで笑える二人なら 他には何もいらない 要るべきじゃない 愛の吹き溜まり

終わってないんです まだ終わってないんです あなた方はすぐ 過去形にし くくって おしまいにする けれど私の中では ひとつひとつが 生々しい現在進行形で ずっと続いてるんです 現実が死んだ瞬間 永遠が生まれたように 生き続けてるんです 終わらないトンネルのように 繰り返し繰り返し

宇宙で一番の宝物「自分」

エネルギーの物真似してます