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議案あれこれ番外編:文化祭ができるまで②

ご挨拶

みなさんこんばんは、shibainuです。昨日サボってすみませんでした!今日はおとといの続きです!

最高議決機関

と、いうわけでここまでで実務パートのお話は一旦おしまいです。
ここからは僕が議長を務める文化祭執行委員会についてみていきましょう。
文化祭執行委員会とは文執と略されることが多く、文実に内包される「最高議決機関」です。
文執では文実内での実務を最終的に決定する権限が与えられており、委員長下実務団体はその決定に従う義務があります。
こういった特性上、文執には非常に多くの権限が与えられています。
文執は各クラス・各学年から一人ずつ選出され、本会議という議会で議案に対し審議を行います。
昨日更新した東門の話題も、文執で審議された議題のうちの一つ、というわけです。

文執の構成員

文執は各クラス・各学年から一人ずつ選ばれた代表者が構成しており、これらを「委員」と呼びます。
委員にはさまざまな権限があり、議案を提出する権利、議場で発言する権利、文執内の役職に立候補する権利などがそれにあたります。
なお、文執内の役職とは例えば議長や、書記があり、文執での選挙によって選ばれるものを指します。

本会議

さて、麻布生のみなさんなら次のような放送、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?

「文化祭執行委員会です。本日昼休み、4階、合併教室におきまして文化祭執行委員会本会議を開会します。委員の皆様は必ずご出席ください。」

この放送で言われている文化祭執行委員会本会議とは、委員が出席の上、文化祭に関わるありとあらゆる事象への議論が行われます。
それは例えば予算であり、企画であり、不祥事であり、アイデアであったりするわけです。

組織図

ここまで説明した組織の関係をちょ〜〜〜〜簡単にした組織図を添付します。

組織図

ここでは文執がトップになっており、委員長がその下につく、という構図にしていますが扱う案件によっては委員長一人と文執の権力が同等になることもあります。

文執と実務パートの軋轢

さて、ここまで制度や役職のことばかり説明してきてしまったので、実際この制度のもとでうまく行ってるの?という点について個人の解釈を踏まえながら話していこうと思います。

まず前提として、有名な話かもしれませんが予算委員会系の人間と文実の実務パート系列の人間は反りが合わない事が多いです。この原因は多々あるのでなんとも言えませんが、よくあるのは「ノリ」の違い、という点でしょうか。
そして、文執は予算委員と兼職している人間が一定数います。となるとどうなるか。文執と実務パート間で若干の軋轢が生まれてしまうのです。
これだけならば私的な感情を捨ててビジネスライクで行きましょう、と言えるのですが、実は制度上も軋轢が生まれやすくなってしまっているのです。
先ほど説明したように文執にはかなりおおきな権限が与えられていて、実務パートはそれに従うことになります。実務パートの意見が通らないこともままあり、押し付けがましい業務命令が文執から実務パートに出てしまうこともあります。
こうなると、実務パートは所詮何も知らない癖に上から文句ばかり言ってくる奴ら、と文執を認識し反骨心を抱き始めます。
すると文執は自分たちの言ったことに不平不満しか抱かない考えなしの集団、と実務パートを認識し始めます。そこに先述の反りが合わない、ということが噛み合わさり、文執と実務パートの間にはそこそこ大きな軋轢が生まれてしまうのです。

それでも共に

ですが、それでも麻布の文化祭は毎年全国的に見てかなり高いレベルのクオリティを誇るものとなっています。
これは、文実内にいくら軋轢があっても、委員長が見据える文化祭、生徒が望む文化祭に向かって共に歩んでいるからです。
みんな根っこは同じ、文化祭をただ成功させたい集団なわけですね。

最後に

さて、いかがだったでしょうか。
春休み最終日、いい話で終わらせなければという強迫観念に取り憑かれて手垢がこれでもかとついた定番エピソード(?)で締めてしまいましたが、ここに書いてあることの八割五分は真実です。一割五分は盛ってます。これも情報の取捨選択が求められる昨今のネット事情において皆さんが悪意ある人間に飲み込まれないようにするためのトレーニングなわけです。
ということで、以上が文化祭が完成するまでの流れでした。これを踏まえた上で文化祭を見てみると、また一つ違った世界が見えるのではないでしょうか。
以上、さようなら〜


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