スター・ウォーズ備忘録:episodeⅢ/シスの復讐
めいざふぉーすびーうぃずゆー!!!
感情が溢れて止まらない!
スターウォーズはダースベイダーの一生の物語。前作から少しずつ見えていた暗黒面の片鱗がついにその姿を現した。怒りと憎悪と死に怯えるアナキンがシスによって暗黒卿へと堕落したのだ。
この爆発するエモさは公開順でないと味わえない。エピソードⅣ~Ⅵで語られるアナキンのその後がいかに苦しく、そして幸せなものであったかを知っていないと、今作の終盤は見え方が違うからだ。師弟の絆は分かたれ、戻らない。生きる意思を失っても次の世代に託したパドメの遺志と、無理矢理でも生かされ、愛ゆえに怒りに燃えるアナキンの対比が印象的だ。もう一度Ⅳ~Ⅵを見直したい衝動に駆られる。
なぜエピソードⅣから公開したのか。その答えは「エピソードⅢを見た後の感情の昂り」が教えてくれる。もしかすると重要な戦闘を美しく描くために当時では技術が足りなかったからかもしれない。だけど私は、アナキン・スカイウォーカーの一生を映すうえではこの順番以外ありえなかったんじゃないかなと感じた。
オビ=ワンはルークにどれほどの想いを託して命を絶ったのか。ダゴバにルークが来た時ヨーダはどれほどの想いが溢れたのか。
何よりダースベイダーがシスを倒すとき、彼の中のアナキンはどれほど葛藤したのか。息子が愛する人と同じ言葉を投げかけてくるのはどんなに苦しいか。シスの最期は、パドメの愛がアナキンに届いた瞬間だったんだと思った。
Ⅳ~Ⅵの空白が満たされ、スターウォーズは完成された。
May the Force be with you.
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