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選ばれたと同時に選ばれなかった私、そこからまた前に進む

2023年4月15日(土)

この日は、キャリアスクールSHElikesの受講生(シーメイト)をお祝いする祭典「SHE AWARDS 2023(SHEアワード)」が開催されました。


光栄なことに、私は3つの役割でSHEアワードに関わることができました。

1.ひとりのシーメイトとして
2.キャリアアップ部門のノミネート者として
3.式典が始まる前のコンテンツサポートメンバーとして
年に1度の祭典を思いっきり楽しむ!

「それぞれの立場を楽しみ、感じたことを翌日からの行動に活かそう!」と参加しました。

でも、式典が始まってすぐに、4つ目の役割(事実)に気づいてしまいました。

私は、ノミネートされたと同時に、受賞者にはなれなかった
選ばれたと同時に、選ばれなかったことを

SHEアワード当日は、たくさんのシーメイトさんと交流して楽しかったし、登壇された1人1人の言葉から勇気をもらったのも事実。

当日、気づいてしまった4つ目の役割と向き合うことに意味がある

ある人からのメッセージをきっかけに、向き合い、感じたことを綴っておくことにします。

選ばれたと同時に選ばれなかったシーメイトの話です。


4つ目の役割に直面した瞬間

式典に参加するために案内された席は最前列。登壇される方々の表情を肉眼で確認できる距離でした。

「キャリアアップ部門」のノミネート者として、自分の名前を呼ばれたあと、受賞者のお名前が発表され、プレゼンテーションがはじまりました。

ふと、こんな考えが頭の中をよぎりました。

あれ?」「私って、選ばれたと同時に選ばれなかったんだ

プレゼンテーションをされる受賞者と最前列で見ている私。圧倒的な行動力の差を感じました。

近くて遠い

式典を終えたあとは、シーメイトさんたちをお見送りしたり、写真を撮ったり。慌ただしく時間が過ぎていき、会場を後にしました。


きっかけは、ある人からのメッセージ

心身ともに疲れていたのか、翌朝なかなか起きることができませんでした。それでも、予定していたオンライン講座をなんとか受講。講座を終えたあとは、しばらくボーッとすることしかできませんでした。

ふとスマホを見ると、ある人からメッセージがきていました。

メッセージに書かれていたことは、

・SHEアワードおつかれさま
・SHEアワードをオンラインで見ていたこと
・あの場を見守っている全員のトライがすばらしいと思う

SHEアワードを見ていたら、私がノミネートされていることを知っているはず。それでも『おめでとう』と言われなかったのは、この方だけでした。

きっとこの方は、
私が選ばれたと同時に選ばれなかったことを見抜いている
たくさん選ばれてきたけど、選ばれなかった経験もしているから。
だから「おつかれさま」という言葉を選んでくれたのではないか。

メッセージをくれたのは、阿部広太郎さん。涙が溢れて止まりませんでした。


選ばれなかったことにも、意味があるはず

今、未来に向かって頑張っているタイミング。選ばれなかったことを思い出したら、前に進むことができなくなるんじゃないか。

阿部さんの新刊「あの日、選ばれなかった君へ」は、発売当日に購入していました。でも、昨日まで1ページも開くことはできませんでした。

今がページを開くタイミング。選ばれなかったことと向き合ってみたら、このモヤモヤした気持ちを言語化できるかもしれない!

それでも、4つ目の事実に向き合うことに対して、こんな思いもよぎりました。

周りの人たちは、「選ばれたこと」を一緒に喜んでくれているのに、「選ばれなかったこと」に向き合うことは裏切り行為なのではないか。

エントリーしても、ノミネートされなくて悔しさを抱いている人たちがいることを知っている。「選ばれたと同時に選ばれなかったこと」を考えていること自体、贅沢な悩みと捉えられてしまうのではないか。

本の帯に書かれていた言葉が目に止まりました。

人生は「選ばれない」ことの連続かもしれない。
でも、そこから新しい一歩がはじまっている

「人からどう思われるか」怖さを抱きつつも、ページを開く決心ができました。

阿部さんの人生の話が書かれている本のはずなのに……いつの間にか「自分の人生」「昨日のできごと」を客観的に振り返っているような不思議な体験でした。


また今日から始める、陽のあたる方へ

本を読み終えて、あらためて「SHEアワードで選ばれなかったこと」について考えてみました。

私は選ばれて壇上でストーリーを話したかったのか?
答えはNo
日頃からnoteやTwitterを介して、思ったことを発信している
とっくにやっているんだ
その想いがバトンのようにつながる感覚をすでに体験している

では、何に対して「モヤモヤ」しているんだろう……。「選ばれなかったこと」に捉われすぎて、大切なことを見失っていました。

行きたい方向、つくりたい世界は描けている
手を伸ばして届いた人たちを目の前にして
「まだまだ手が届いていない現実」と直面して悔しかったんだ

私は、選ばれなくて良かったのだと思います。選ばれなかったからこそ、たくさんの良いことが起こりました。

・選ばれなかったから、阿部さんとメッセージのやりとりができた
・選ばれなかったから、阿部さんの本を読むことができた
・選ばれなかったから、大切なことに気づけた
・選ばれなかったから、また今日から頑張ろうと思えた

人から「向いてない」と言われても、何度も何度もトライして、前に進み続ける「君」から、エールをいただきました。

選ばれなかった事実と向き合うことになった2023年4月15日。それと同時に大切なことを知れた日でもあります。「陽のあたる方へ」決して歩みを止めずに進んでいきます。