大退職時代の部下育成リーダーシップは変わるのか?
米国ではコロナ禍のなかで大退職時代と言われる現象が起きているとのこと。日本でもテレワークは当たり前、自由な時間に仕事をする人が増えています。
カリフォルニアのある都市の日常を見ると日中、ゴルフ場は一杯、コースはプレーヤーたちが数珠つなぎでホールごとに待っている、買い物も平日でも混んでいる・・・つまり朝から夕方までオフィス勤務するという人が減っているのだと思います。知人友人にもコロナ失業中で働いていない人たちも少なからずいます(補助金あり)。
これからの職場の部下育成リーダーシップは、今までと同じ価値観ではうまくいかないことが想像できます。
価値観の変化
<米で「大退職時代」コロナで価値観変化|日テレNEWS24より>
アメリカで「the Great Resignation=大退職時代」と呼ばれる現象が進行している。 多くの労働者が自らの意思で職場を去っているのだ。 退職者数は今年9月には過去最多の440万人を記録した。 背景にはコロナ禍による「価値観の変化」があるという。
状況対応リーダーシップ®でなにができるか。
長年携わっている状況対応リーダーシップ®。育成に関してはかなり使える考え方だと思っています。
時代が変わり、社会や職場で必要とされるものが変われば、必要とされるスキルも有用とされる情報も変わります。状況対応リーダーシップ®はタスクを軸にレディネス(能力と意欲)を高めるためのリーダーシップなので、スキルアップやスキル再教育などが得意です。
また、リーダー行動やコミュニケーションなどという人によって変わるとらえどころのない言動も、タスク、レディネス、スタイルという共有の用語を使うことで、「見える化」させることができます。見える化されれば、人間関係も見え安心でき、信頼することができるようになります。チームワークを作るための第一条件です。
知識や情報の伝達についても、状況対応リーダーシップ®の考え方は使えます。テレワークは、まず新しい仕事のやり方であり、かつ対面よりも見える情報が少ない状態での作業になります。
そのような状態ですと、だいたい「管理監督しすぎ・教えすぎ」になります。仕事ができる人が監督されすぎたり、教えられすぎたりすると、「うざい・・・」と感じてしまいます。
テレワークや見えない状況での仕事が不得意な人にとっては、指導者が「今まで同じ仕事をやっていたんだから、大丈夫だよね」と言って、十分な指導をしなければ、「見放された」と感じてしまいます。
適切な指導の量、これを測り行動化するのが状況対応リーダーシップ®です。
大退職時代、個人的には好みの方向です。うまく乗り切っていきましょう!
※状況対応リーダーシップ®は株式会社AMIの登録商標
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