【2024年版】共同通信杯の狙い方

本記事は、昨年2/7に書いた共同通信杯の狙い方の記事の再掲+2023年版に更新したものになります。

§1:過去の傾向

共同通信杯はスローになりがち。そして、ミドルとかスローとか以前に、とにかく内、先行有利なレース。

少頭数でスローになることが多いのも影響してはいますが、外ブン回し即馬券外というレース。差し馬も届きますが、内を立ち回ることが重要です。

先行馬なら外回しても良いのですが、外回して差して馬券内にきたのは2015年のドゥラメンテと、世代最上位のキレ脚を持っていた2022年のダノンベルーガくらいでしょうか。

2016年はディーマジェスティが勝った年ですが、この年だけは残り4Fからスパートが掛かる例年とは違うレースになりました。が、ディーマジェスティはこれまた最内枠を上手く立ち回って差しています。

2018年は少頭数にも関わらず、番手先行していた単勝万馬券のエイムアンドエンドが3着に粘り大波乱を起こしました。


§2:飛んだ馬の共通点

実は、過去このレースで飛んだ馬には共通点があります。
何か分かりますでしょうか?

過去共同通信杯で飛んだ馬
2017年 タイセイスターリー(4番人気)4着 【前走:シンザン記念 2着】
2018年 グレイル(1番人気)7着 【前走:京都2歳S 1着】
     ステイフーリッシュ(2番人気)10着【前走:ホープフルS 3着】
2020年 マイラプソディ(1番人気)4着 【前走:京都2歳S 1着】
2021年 ステラヴェローチェ(1番人気)5着 【前走:朝日杯FS 2着】
2022年 アサヒ(2番人気)5着 ※雨で稍重の東京1,800m勝ち
2023年 レイベリング(4番人気)9着 【前走:朝日杯FS 3着】
     キョウエイブリッサ(9番人気)11着 【前走:朝日杯FS 4着】

タイセイスターリーは重馬場のシンザン記念で2着。この馬、上がり勝負のデイリー杯では大敗しています。

グレイル、マイラプソディは京都2歳S勝ち馬。この2頭が勝った京都2歳Sはいずれも馬場状態が悪く、時計が掛かっています。

ステイフーリッシュが好走したホープフルSは上がりが掛かっており、のちに超キツイペースの京都新聞杯勝利。

ステラヴェローチェは朝日杯FS2着で、雨馬場も超得意な馬。

アサヒも雨馬場得意、東京1,800mは上がり33.5秒が限界(同じく持続力の馬であるジオグリフに新馬で完敗)。

2023年は朝日杯で好走した2頭が凡走。前年の朝日杯もかなり時計の掛かる展開になりました。


ここまで書けば分かると思いますが、皆、上がりがそこまで速くはなく、どちらかと言えば持続力勝負に適性がある馬ばかりです。

持続力の馬で馬券内に入るには、逃げか先行番手くらいをとる必要があり、差し追込では馬券内はかなり絶望的と言って良いのです。

阪神開催の朝日杯FS組で馬券内に来たのは、2019年のアドマイヤマーズのみですが、この時の出走頭数はわずか7頭。しかも上位3頭以外のメンツを見るとレベルお察し。
また、前年の朝日杯FSはレース上がり34.4秒と結構速く、アドマイヤマーズ自身は先行して上がり33.9秒を出しているので、先に挙げた飛んだ馬とは全く状況が異なります。


さて、今年のメンツはどうでしょうか???


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