葉牡丹賞で何が起きたのか~レース回顧
こんばんは。
元々阪神JFの見解を書く予定だったのですが、あまりに酷いレースだったので、ここに記録と共に。
ラップ構成は以下の通り。
1,000m1分ちょいだったので、ちょっと速いかなくらいだったのですが、本命だったアマゾーヌが4角でえらい垂れたので、何が起きた???と思ったのですが、このラップ見て納得しました。
問題は前半ではなく、1,000m通過以降のラップ。これだけ速いラップを刻めば3~4角(1,400~1,600m辺り)では少し息を入れ、最後の直線までの余力を残すのですが、それどころか12.0秒⇒11.5秒に加速してからほぼ減速なし。そりゃ垂れます。端的に言えば、マイルのスピードで2,000mを走らせようとしていたことになるわけです。
2歳のこの時期に、牝馬に何こんなラップで走らせてるのか…三浦皇成の体内時計はどうなっているんでしょうか???これで上位これたら4歳時のキセキ並の馬ですよ。歴史的名馬になれますわ。そこまでまだ身体も出来上がってないでしょうが。
後遺症残らなきゃ良いですが…自分が馬主ならブチギレ案件です。
で、こうなると今年の宝塚記念と同じ状況になります。中距離馬にはついていくだけで手一杯になり、前の馬を追い抜くことすら厳しくなるわけです。実際、上がりの脚がどの馬も位置に関係なくほぼ同じ。これは珍しいです。
以下が各馬の今走の評価です。
■グランデマーレ
⇒先行して上がり2位。4角で前を捕まえに行っており、スピードがあった。
■エヴァーガーデン
⇒グランデマーレより後ろで上がりが同じなので、スピード能力では、グランデマーレ>エヴァーガーデン、なのは明確。ただ流れ込んだだけで特に評価する点なし。
■ダーリントンホール
⇒中団から唯一上位に押し上げており、スピードは最も高い。
■サペラヴィ、コンドゥクシオン、ディアセオリー
⇒流れ込み。特に評価なし。
■ローレリスト
⇒上位で唯一の上がり3位。前走で捲って勝ったのを評価する人が多かったですが、ドスローで団子状態の恩恵が強いと判断して低評価。その通りでした。弱いです。
■ヒシエレガンス
⇒ほぼ最後方から上がり1位は価値無し。
■コスモスタック、コスモギンガ
⇒ほぼ最後方からで上がりの脚なし。鈍足。
■アジュバント
⇒極端なまでに上がりが低い。これだけでも地方馬と判断可。
■アマゾーヌ
⇒最も可哀想な競馬。馬体に影響がなければ良いのですが…。
度外視でいいです。
繰り返しになりますが、こういう状況になると前を追い抜くことすら厳しくなりますので、4角の位置からほぼ順位は変わりません。つまりただ流れ込んだだけ、という状態なわけです。
こういう状況になると、少しでも順位を上げた馬は「前を追い抜くスピード・余力が残っている馬」として評価出来ますし、順位を極端に下げたり、上がりの脚が著しく低い馬は評価を落とした方が良いです。
ちなみに、このラップで多分平然と34〜35秒出せるのが、コントレイルやアルジャンナです。それくらい、東スポ杯のパフォーマンスはエゲツないですし、この2頭がクラシック候補だろうなと思っています。
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