コラム【4】これが教科書通りのレースです!
何故この馬が好走するのか、何故この馬が凡走するのか、
原因が分かるもの、分からないもの、競馬には色々ありますね。
コラム【3】では事例などを元にその考え方を書きましたが、
5/18(土)の東京5R 3歳未勝利戦で、もう教科書通りな好走・凡走の事例が同時に見られましたので、紹介します。
5/18(土)サラ系3歳未勝利 芝1,600m
これを見ての自分の印がこれです。
で、結果がこちらです。
ではここから考え方のプロセスを。
真に強い馬は流れるペースの中で前で戦う馬
まずはロザムールから。
これはコラム【3】で書いた流れるペースでの粘り込みですね。
特筆すべきは1~3着馬で、ポルーニン、ギフトオブアート、トランスナショナル、この3頭は現在の未勝利戦では常に馬券圏内に入る上位馬。この馬達とは真逆の脚質、逃げて0.2秒差なら、仮に少しでもペースが遅くなれば簡単に逆転できるレベルなわけです。これが「再現性が高い」ということの意味です。
最近はこの条件にハマりつつ、人気がないという馬が少なかったので、
これを見た瞬間はまさにお宝発見!状態です。
なお、この条件にハマる馬がもう1頭います。ガロシェです。
この馬の存在があったので、頭までいくかどうか、というところから、単勝や馬単などは買わなかったのですが…。
また、○コスモエスパーダ、△△エスタジ、この2頭はこれまでの戦績、相手関係、戦い方から未勝利戦では文句なしに上位に入る馬なので、当然上位評価です。
ちなみに、印の順位として、コスモエスパーダ>ガロシェとなったのは、ただコスモエスパーダの方が好きなだけで、扱い的にそこまで差はないので気にしないでください笑
スロー好走馬の距離短縮は鬼門
次にこのレースで1番人気だった、ロンリーソルジャー。
この馬には印を△しか打っていない通り、戦前は全く評価していませんでした。それも、前回は▲を打っていたにも関わらずです。理由はマイルへの距離短縮。「あぁこれいつもの飛ぶパターンだな」と考え、即座に軽視しました。
1,800mの競馬で先行してスローの前残りで2着してからの、1,600mへの距離短縮。200mの短縮ですが、1,800mは中距離、1,600mは短距離にカテゴライズされており、1,800m⇒1,600mでは一気に流れが変わります。1,800mでは好位置をとれていた馬も、1,600mだとこれまでマイルの速い流れを経験している馬に、スタートで先を越されてしまいます。
結果的にこのロンリーソルジャーも、前走では3番手追走だったのが、今回は10番手と出遅れ。1番人気を背負いながら前の馬を交わすことが出来ずに5着に敗れます。
とまぁこんな感じで、このレースは好走条件パターン、凡走条件パターンにあてはまる例が詰まっていました。
最後にお前、当ててないだろとかつっこまれそうなので一応。
一応、コスモエスパーダからも買っていたのですが、前走の差し好走に味をしめてやらかしそうだなという不安が的中したレースでもありました。。
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