2019年 2歳戦戦況図(11/8版)

今年もやって参りました、2歳戦の戦況図作り。昨年は病気でお仕事を長期休みしていたので、ちゃっちゃか作ってたのですが、今年はお仕事しているので遅めでございます。。

さて、早速今年の戦況図を見てみましょう。

2019-2020.2歳戦況

今年のハイレベル戦はやはりワーケア新馬組、次点でショコラブリアン新馬組だと思っています。なので、各2歳重賞勝ち馬を起点に、矢印をどんどん伸ばしつつ、OP・500万以外ではこの2新馬組とつなげることを考えながら作っていった次第です。

なお、他にはドナキアーロ新馬組なんてのもいます。10月にはフローズンスタイル新馬組で1着馬が続出しましたが、ここ2年丁寧に2歳戦を見ていて、10月のこの時期にハイレベルレースが出るのはおかしいというか、ここ2年は見ていないので、少々懐疑的に見ています。実際、勝ち上がったレースの半分くらいは展開利、或いは相手が弱すぎたという側面は否めません。

個人的に「ハイレベルレース」は、昨年のレッドアネモス新馬組、一昨年のルーカス新馬組のように、未勝利脱出だけでなく、ゆくゆくは上位条件に出世できるだけの実力を秘めている馬達が集まっているレース、だと考えているので、その定義に当てはまらなさそうだと思えば、ちょっと外します。。

今年の2歳戦の特徴

さて、今年見ていて気になっていることとしては、
●短距離路線>中距離路線?
●意味不明なローテ/使わなさすぎローテ
●実力判定を阻害する「重・不良馬場」

こんなところでしょうか。

【短距離路線>中距離路線?】何にも調べていないので、あくまで直感的な話でしかなくて恐縮ですが、今年は短距離路線に有力馬が多い気がするんですよね。そして、中距離路線に「お!?」と思える馬がいない。スカイグルーヴとか期待できそうですけどね。

【意味不明なローテ/使わなさすぎローテ】昨年も使わなさすぎ!とは書いたのですが、スリーアウトルールもあるので、慎重にならざるを得ない面はあります。が、結局使わないことで何が起こるかというと、本番で弱点が露呈して負けてしまう。

サートゥルナーリアなんてその典型ですよね。実力はあるのですが、キツいレースを一度もしなかったり、東京コースを試すことをしなかったことで、陣営が一番取りたかったであろう日本ダービーで馬券外吹っ飛びまで起こったわけです。

皐月賞で初めてキツいレースを経験したことで、馬にとってレースが嫌なものとして記憶されてしまったのか、ダービーでのイレこみの一因になったようですし、東京の長いコースを一度も経験しなかったために、ロングスパートが苦手であることを本番で露呈することになった。

まぁ・・・天皇賞・秋で工夫のない競馬をした時点で陣営はその弱点を把握してなさそうですけど。反省しろノーザン。

【実力判定を阻害する「重・不良馬場」】これは仕方ないのですが、夏競馬の半分くらいは雨だったんじゃないかってくらい稍重・重・不良馬場が多いこと多いこと。。。

デイリー杯2歳S予想

戦況図も絡めながら、予想してみます。印は以下の通り。なお、三連複メインで買うので、◎は最も3着内に入る確率が高く軸に出来る、という意味です。

キャプチャ

レッドベルジュール/この馬のデビュー戦は、某シルバー的な馬とか、某キズナ産駒最高傑作馬ら期待馬が軒並み大凡走した、ある意味で伝説の新馬戦。時計はウンコだし、そんなウンコがマイルに行ったら前走とのスピードの差で戸惑いそうなもの。また、2着馬は2走目も馬券内だったが、以降は掲示板止まり。レースレベルも低ければ相手のレベルも推して測るべし。消さなくてもいいかもしれませんが、他に買いたい馬もいるので。

コルテジア/デビュー戦はペールエールに圧勝されましたが、2戦目、3戦目と好走し、未勝利脱出。特に2戦目で惜敗だったシャドウブロッサムはヤマカツマーメイドとも良い勝負をしてるので、舐められた実力馬の可能性も。

戦況図で見ると、下記のようになっています。

図1

ペールエール/前走はウーマンズハートとの叩き合いで負けましたが、新馬戦での加速ラップでの勝ちに値するだけの力は見せています。ここでもよほどのヘグリがない限り、馬券内堅いのでは?と。

サクセッション/評価しようにも、相手関係からもレースからも特段強さが見出せないのが困りものな馬。マーフィーだからというだけで押さえますが、本当は消したいくらい。

アジャストザルート/ゆるゆる1800路線からの距離短縮はあまり歓迎できないし、相手関係も微妙。

インザムード/新馬戦の時計が優秀です。12秒前半〜11秒後半が続くラップを番手先行で上がり最速押し切りはファンタジーSを勝ったレシステンシアを彷彿とさせます。調教がちょっと微妙ですが、そこまで飛びぬけた馬もいないので、好走出来る可能性は十分です。

トリプルエース/小倉2歳S2着は立派なんですが、展開が向いた面も否めず。同じく展開が向いたであろうラウダシオンがもみじSを勝っていますが、そのもみじSのレースレベルが怪しいという状況で、様子見。押さえまで。

ライティア/シンハライトの全妹。ボンオムトゥクやウインマイティーなど、新馬戦で負かした相手のレベルはそこそこ高そうで、血に劣らない実力は秘めているかなと。

エキサイター/野路菊Sは5頭立てでマイラプソディのためのレースで、好走していようがどうだろうが何の価値もなし。

ウイングレイテスト/距離短縮が鬼門ですが、福島の差しバイアス馬場を押し切ったのはなかなかのもの。ただ、半分近く印が厚いので、押さえ。

アサケエース/特に何か強い競馬をしたわけでもないので、印は回せません。



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