京都記念TIPS

え~・・・ドゥアイズが馬券内に来てしまいました。
誠に申し訳ございませんでした。

ニシノカシミヤのテンの速さとこれまでのテン3F見て、
「あ、これ切れないわ」
と思ってしまったので、書いている時点でのイメージで話していたのを反省しております。

ただし、本番の桜花賞が昨年、一昨年のように超高速マイルになるならば、
まず私は買いません。
それくらい、今年のクイーンCはスタミナ、持続力のレースに寄ったので本番にはつながらないと思います。

冬場の阪神マイルや東京マイルと、春の阪神マイルはそれくらい馬場が違うということは覚えておいて頂けると、後々お役に立つと思います。

というわけで、お詫びのコラムとしまして、京都記念についてあれこれ「TIPS」として書こうと思います。

中長距離逃げ先行馬三羽烏の違い

京都記念で最も注目すべきは、ドウデュースでもエフフォーリアでもなく、中長距離でよく逃げ先行する、アフリカンゴールド、キングオブドラゴン、ユニコーンライオンの三頭だと個人的に思っています。

で、多くの方がこの3頭をほぼ同列、同レベル的に見ていると思うのですが、実は微妙に違いがあるのをご存知でしょうか。

この違いが、案外と的中の大きなカギになることもあるので、最近成績悪いから消そうとか、最近調子良いから印は入れようとか、で選ばないようご注意ください。

§1:大きくは2つに分かれる好走パターン

まずは下のグラフをご覧ください。

2,000~2,400mにおける好走時のレースラップ&個別上がり3F

注目したいのはキングオブドラゴン。
この馬、好走時の前半5Fが遅い割に、後半5F・4F、上がり3Fがすべて3頭の中で一番遅いのです。

つまり、前半が遅く、かつ上がりが掛からないと好走しない、というわけです。

前走日経新春杯で2着に好走しましたが、前半が遅くかつ上がりも掛かったということで、まさにこのパターンに該当したというわけですね。

逆に、
京都大賞典 →前半1,000m1分かつ上がりも速い
オールカマー→前半1,000m1分1秒かつ中盤ほぼ緩んでないのに上がりもそこそこ求められた
鳴尾記念→速い上がりが求められた

こんな感じなので、今日の阪神の馬場を見る限り、時計が掛からなさそうなので、前走2着とは言え、あまり狙える要素はなさそうです。

逆にユニコーンライオンやアフリカンゴールドは、前半も後半も相対的に速く、上がりももっと速い上がりでまとめています。

まず、ここで大きく2つのグループに分かれるわけです。

§2:距離不安があるかどうか

では、ユニコーンライオンとアフリカンゴールドの違いは何か?
京都大賞典を見ると仲良く並んで下位でゴールしているわけですが、上がり推移を見ると、ユニコーンライオンの方がバテてていることが分かります。

ユニコーンライオンという馬は、元々3歳~4歳くらいの時は1,600~1,800mで結構活躍していた馬です。
2,000mまでは良いのですが、前半62.9秒という超スローの鳴尾記念で逃げても、下記の通り最後の1Fでガクンとラップが落ちるんですよね。

なので、2,200m以上になるとどうしても距離不安が拭えなくなるのがユニコーンライオンという馬の特性だと言えます。

もちろん2,200mは宝塚記念でも実績があるので、今回狙えるのですが、そのためには後半ロンスパにする必要がありますし、アフリカンゴールドが逃げ宣言していたりもするので、仮に前半競り合ってしまえば後ろに飲まれる可能性も。

ちょっとしたペースメイクのミスが命取りになる危険性を孕んだ馬だと言えます。

一方のアフリカンゴールドですが、前半競り合ってしまえば、ユニコーンライオンと同じく沈没するのは同じです。ただ、スローからのロンスパになった場合、2,200m以上の距離ではまだ最後の1Fでの粘りではこちらの方に軍配が上がる可能性があります。

§3:スピード能力

もう1つ、ユニコーンライオンとアフリカンゴールドに違いがあります。
それは、基本的なスピード能力です。

ユニコーンライオンは福島記念でパンサラッサまではいかないまでも、1,000m1分を切るペースを逃げ切っています。3歳時には厳しいペースのつばき賞でワールドプレミアと競ったこともある馬ですからね。

一方、アフリカンゴールドにはこういったことが出来ません。

これを見ればわかる通り、好走時と凡走時とで前半5Fに1.2秒の差があります。急かせば急かすほど凡走確率が上がることを如実に表しているというわけです。

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