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【雑コラム】競馬1年の終わり、3歳若駒は古馬との戦いへ・・・

今回は、雑コラム。特にためになる話は書いていませんが、夏~秋以降、期待できる若駒について、色々とコメントを寄せようかと。

超異常高速馬場が招いた波乱ではあるが・・・

日本ダービー、お疲れ様でした。

「超高速馬場」と言うだけではもはや足りない、超異常な馬場状態から、1,000mは57秒8という、2年前のドスロー展開とは正反対な、壮絶ハイペースの展開に。結果として、3強どこ吹く風、12番人気のロジャーバローズがダービー馬の称号をかっさらっていきました。

ただ、配当は意外に安い。。ロジャーバローズは1枠1番という絶好枠を引いたことで、変に狙われましたね。だから単はなくとも三連複や馬連が馬の人気に比して異常に安い事態に。

枠に関係なく、週中からこの馬には高速馬場が向くかもと言っていましたが、枠だけでなく馬場、リオンリオンがかなりの前で引っ張る展開、そしてサートゥルナーリアの出遅れなど、すべてがロジャーバローズにとって絶好の形になりました。

サートゥルナーリアの出遅れは予想外でした…結果として、押さえで勝っていたロジャーバローズ馬券が炸裂することに。。

よく考えたら6からの馬連っていらなかったね。。

自分としては、ここでも書いていたように、スプリングSの成績からこの馬の基礎スピードの高さを見抜いていたし、だからこそ京都新聞杯で狙えたし、枠が1枠でなくとも狙うつもりでいました。

馬の能力をしっかり把握していれば、今回の「波乱」をこんな馬券狙えないなんて思わないのです。

枠でこの馬だ!というのも予想法としては真っ当なやり方ですけど、当てた方々には、じゃああなたたち京都新聞杯も当てたんですよね?ロジャーバローズ◎で?って言いたいなぁと。これまでの戦い方とスプリングSでの負け方から、京都新聞杯での好走もダービーでの好走も予見出来たわけです。3歳は点ではなく、線で考える。そこにこそ本質があるわけで。

そしてニシノデイジーも「意外にまたやりよるかもしれない」と書いたことがそのまま現実になりました。馬券内来てくれたら面白かったのだけど、でも、この馬の好走もちゃんと分析していれば十分予見できたわけです。

しかしまぁ、結局このレースがこの1年間の2~3歳戦を象徴していましたね。以前に書いた通り、昨年の6月から始まった2~3歳戦は、多くの人がレースを解釈し間違えて、勘違い人気馬が頻発した1年でした。。

さて、これで「3歳」という制限付きでの競走は重賞以外では見られなくなります。高校生が卒業して大学へ、専門学校へ、就職へ、それぞれの道にいくような、そんな感じですね。

じっくり2~3歳戦を見ての感想

昨年~今年にかけて、前年以上にじっくりと3歳馬の若駒たちの競走を見てきました。これによって、各馬の能力把握はもちろんのこと、相手関係やレベルをしっかりと把握出来ていたように思います。

地味に白百合Sも上位人気全く強くねぇなとか、これなら8番人気の馬でいいやって、それくらい自信もって予想が出来ました。(買うの忘れて悶絶したけど…泣)

ダービーの展望でも触れましたが、本当にこの1年、舐められた人気の馬が続出しました。この傾向は来週からデビューする2歳馬たちにも受け継がれてしまうかは分かりませんが、競馬予想をする上での基本的なことがたくさん詰まっているなって思いました。

特に今年は、まだそこまで競馬に詳しくはない初心者の後輩がPOGに参加することになって、色々と話すようになりましたが、そうした初心者にもっと分かりやすい記事、分かりやすい考え方や予想方法について、開発できたらなと思った次第です。

なので、また近々Twitterとかでそういった専門のアカウントを立ち上げたりとかしようかなと思います。また追って告知しますが。

夏~秋以降注目したい3歳馬たち

では、この1年、3歳馬たちを見てきて、夏~秋以降、古馬との戦いや秋の重賞に向けて、注目馬を紹介したいと思います。

アガラス

ノーザンファームの意味不明なローテーションと、お門違いなジョッキー選択の犠牲になった可哀想な馬。遂には全く合わないダートのオープンまで使って馬柱はもう目茶苦茶。誰がローテ考えてるんだ?アホか。

東スポ杯で見せた力は、ヴェロックスやニシノデイジーがダービー上位になったことを考えれば、決してフロックではないハズ。まわりまわって、やっぱり東スポ杯上位のレベルは高かったんじゃないでしょうか。

芝に戻ってきたら是非狙いたい馬です。

アトミックフォース

フリージア賞ではブービー人気だったが、本命で的中。プリンシパルSでは前に行かないとムリなのに、田辺がやっぱりやらかしてくれた(内田からら不利を食らったようだが)。

左回りで成績を上げるタイプなので、力を出せる場所が限られるが、6月の東京や夏の新潟に出てくれば確実に狙いたい。

エスポワール

アドミラブルの妹。体質が弱い家系なんですかね…年明けに出走して以降は春全休。オークスで見たかった馬です。1月の500万下戦では、前残り競馬を1頭差し込んできたところを見ると、強そう。

グレイテスト

4月の未勝利戦を好タイムで逃げ切った牝馬。勝春やミナリクでさえ2着に持ってこれたのに、戸崎がクソ騎乗したせいで7着に大凡走。これによって2走も無駄にした。スピード能力は非凡で昇級しても即通用しそう。

ショーヒデキラ

ニュージランドトロフィーの本命でした。11番人気で5着。野中はテン乗りだったとは言え、安全運転するような人気でも立場でもないだろお前、とレース後は怒りました。それくらい自信があった馬。

中京のマイルをかなりの好タイムで先行・走破しており、この時の上位4頭はすべて未勝利脱出というレベル。東京開催出走⇒ラジオNIKKEI杯に進む可能性がある模様で、相手次第ではガッツリ狙いたい馬。

ダディーズマインド

きんもくせい特別、水仙賞で見せた先行力とハイペースで粘れる力は相当なモノ。相手関係が希薄な500万下で出てきた時は、かなり儲けさせてもらいました。そして皐月賞で見せたテンの速さもなかなか見どころがあり、この馬もラジオNIKKEI賞に向かうかもとのこと。是非出て欲しい。。

ディキシーナイト

1400~2000mまで自由に対応できる器用な馬。スプリングS3着で皐月賞への切符を手にするも、骨折で春全休となってしまった。

スプリングSのパドックでカーブにいた自分に目線をくれる可愛らしい馬です。という性格的なところは置いといて、、距離の融通性が高く、基礎スピードの高さはこの世代の中でも上位。スプリングSは差しに展開が向いたレースだが、この馬だけが先行して前で粘っており、是非復活したら応援したい馬。

マイネルサーパス

キレる脚はないが、スピードの持続力に長けており、小回り向きな脚質。なので、ダービーは流石に合わなかった。もう少し色んな競馬を覚えさせて脚質の幅を広げれば、もっと成長出来るんじゃないかな。あと松岡正海乗せてみません?

ユニコーンライオン

この馬はつばき賞がとにかく強烈。前半1,000mが58.6秒というハイペースの中を先行し、2着に粘るパフォーマンスを見せました。

距離短縮してのアーリントンカップも、差し追込馬が上位を占める中で5着に粘る大健闘。基礎スピードの高さとなかなかバテないスタミナが持ち味です。未だ1勝クラスですが、すぐにオープンまでいけるのではないでしょうか。(ダートとかいくかもしれませんが…)

レッドアネモス

2歳馬の相手関係の把握はすべてこの馬から始まりました。新馬戦はスイープセレリタス、マイネルサーパス、サトノエルドール、ヴィッテルスバッハと素質馬たちが集結していたレース。このレースを起点に考えると、穴で面白い馬達がたくさん誕生しました。

基礎スピードがそこまでない馬なので、マイルは厳しい戦いを強いられましたが、距離が延びて良い馬だと言っていた通り、最後の最後、白百合Sに勝ってオープン入り。おめでとう。

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