サウジアラビアRC(GⅢ)・各馬評価

当日なので、ゴチャゴチャ書いてもアレですし、簡潔に。

キャプチャ

スマート出馬表より。ピンクカメハメハが逃げそうで、続いて地方馬、インフィナイト、ダディーズビビッドと続きます。


画像3

1:ピンクカメハメハ

図1

1,800mからの距離短縮。新馬はゾディアックサインを封じての勝利でしたが、如何せんスローで札幌2歳Sも軽視していたら案の定の負け。

前走は最終週とは言え馬場差を見る限り例年に比べるとそこまでタフな状況ではなかった中、3~4角で既に外から捲られており、そもそもの地力に疑問がつきます。

今回は距離短縮ですが、前走よりも速いラップを経験している馬がゴロゴロいる中で、逃げの手を打ってどれだけ残れるかでしょう。

2:ジャンカズマ

図3

新馬戦は3着以下が全くダメですが、新馬1着馬はダリア賞3着。クローバー賞では函館2歳S上位組に肉薄、と戦績そのものは悪くありません。(今年のスプリント路線組のレベルはともかくとして)

テンの速さから後ろからになる可能性はありますが、駐立の練習をしてゲートの出を良くしようとしているようですし、好位をつけたいと話しているので、人気は5番目ですが面白い存在だと思います。

3戦を見た限りではキレる脚を使うというよりは長く脚を使うタイプという風に見受けられるので、重馬場も合いそうです。

3:ビゾンノテノブファロ

前走ゴールドチャリスと着差ナシというのはちょっと「おっ」と思うところ。ダリア賞は着差離されていますが、前が潰れるようなレースで度外視できます。追走が楽になり、好位からの競馬になるなら押さえる手もありますが、不良馬場で体力が削られそうなのはマイナス材料。

4:スペシャルトーク

図5

新馬でスローからの瞬発力勝負、未勝利戦で持続力勝負のどちらにも対応してきたのは面白いところ。ラップを見れば分かりますが、同じような脚をずっと使い続けるような推移になっています。

なお、新馬戦は1着馬が次走アスター賞3着と好走しているものの、アスター賞自体のレースレベルに疑問があり、何とも言えないなというところ。未勝利で負かしたサツキティアラ比較なら、サツキティアラは新潟2歳S4着のファルヴォーレと僅差でしたが・・・(新潟2歳S後方勢あまり評価できませんが)

5:インフィナイト

図6

血統と前走不良馬場を走ったということで人気になっていますね。

ただ、前走は600m通過36.5秒、1,000m通過が62.5秒と、おおよそマイルのレースとは言えず、また、負かした相手の戦績は振るっておらず。。

ブラックスピネルやモーヴサファイアなどが上におり、血統による潜在能力の裏付けはありますが、どちらも1,600の馬ではないので、モーリスからどれだけスピード能力が受け継がれているか。人気するならちょっと嫌いたいところですが、不良馬場でスピードもそこまで出なさそうなので対応は出来るかなというところですね。

なお、テンは遅いという判定になりますが、1戦しかしていないのでポンと出てしまう可能性も。

6:セイウンダイモス

図7

前走面白そうな存在でしたが、ラップ推移を見ると最後の1Fはラップが落ちているので、前が速くなった中での距離延長はあまりよろしくなさそうです。

そこまでペースが速くならず、また馬場が渋るなら浮上の可能性も。

7:ダディーズビビッド

図8

何度好走しても人気しないのが面白いところですが、2戦ともマイルの速いラップレースではなく、スローからの瞬発力勝負なので、今日のような馬場になってキレる脚が削がれた場合が懸念ではあります。

良馬場なら少頭数で切れ味勝負になりそうだったので間違いなく◎レベルでしたが・・・また、今後ペースが速くなるレースでどうかは頭に入れておきたいですね。

新馬のレベルは微妙ですが、次走ホウオウアマゾン相手に2着は立派。

8:キングストンボーイ

図9

エポカドーロの弟ということで人気しているようですが、如何せん新馬のレベルがお世辞にも良いとは言えず、やっと差したという感じの2着馬は次走大敗、次々走でも4着に敗れています。

また1,800mからの距離短縮な上に、ラップも1,000m1分5秒と酷いスロー。これだけスローだと後ろからの競馬になりそうですし、前走だけではそこまで目覚ましい脚があるかは判断つかず。。

エポカドーロはマイラーでもない(未勝利でマイル勝っていますが、1,000m1分台のレース)ので、あまり重要視出来る要素がありません。

9:ステラヴェローチェ

図10

新馬戦のレースレベルはちょっと怪しいのですが、馬場差がプラスに働いている中で先行して最後まで粘り切ったところは立派ですし、レースを見ると最後差されそうなところをまた伸び返しており、実際3F推移も最後までラップが落ちていません。

最大の懸念は、馬の気分に沿って走らせる鞍上。今年の3歳春もそうでしたが、陣営が勝たせたそうな馬に乗せて結構な率で馬券外に飛ばしていたので…。

10:カガフラッシュ

気性が荒いために距離短縮をしてきたようですが、2,000m、1,800mで後ろからの競馬になっている以上、ちょっと厳しそうな気がします。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?