おすすめの辻村深月さんの本3選

おすすめ図書3選の企画、今回は私の好きな作家さんの辻村深月さんの図書からオススメしたいと思います。

かなりメジャーな作家さんので、別に私が今更紹介することもないのかもしれませんが、今回もまた3冊選ばせてもらいました!


①『かがみの孤城』

すでに大ベストセラーとなっている作品なので、今更私がここで紹介するまでもない気もしますが、やはり外せないと思い選出させてもらいました!

不登校の少女が突然光りだした鏡に誘われて不思議な孤城へと導かれます。孤城に導かれた、それぞれ重たい事情を抱える7人の少年少女たちの心の成長を描いた物語。ハートフルなお話にミステリー要素も混ぜつつストーリーは進んで行くので、少し長めの作品ですが、最後まで中だるみすることなく、楽しく読み進められます。

名作ぞろいの辻村さんの著作の中でもとくに、おすすめしたい1作です。


②『盲目的な恋と友情』

私が辻村さんの作品にどっぷりハマってしまうきっかけとなった一作です。心温まるストーリーの多い辻村さんの作品の中では、少し特殊なお話かもしれないです。

とある美少女の恋愛のお話をその少女と、友人の2人の視点から見ていく形でストーリーが進んで行きます。前半でどこか違和感のある恋愛ストーリーが進んで行ったあと、その違和感の正体が後半部分で友人の目線を通して次々と明かされていきます。

少しビターな作品が好きな方にオススメです。


③『鍵のない夢を見る』

直木賞を受賞した名作です。5つの短編作品からなる一冊。5作品ともいろいろな意味でハラハラさせられる作品になっています。

5つの短編がどれもクオリティが高いことはもちろん、その作品の並び方も好きだなと個人的には思います。とくに1番最後に「君本家の誘拐」の話を持ってきている辺りが素晴らしいと思ってます!

イヤミス系からハートフル系までいろいろなタイプのスリリングな作品が読めるので、短編好きなら押さえておくべき作品だと思います。


今回は以上の3作品になりましたが、かなり選ぶのが難しかったです。いろいろなタイプの作品を高クオリティで書かれてらっしゃる方なので、毎回新鮮な気持ちで読めてすごく楽しい作家さんだと思います。


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