久しぶりのお弁当

今日、1年ぶりにお弁当を作った。というか作らざるを得なかった。

1年前までは毎朝私が夫婦2人分のお弁当を作っていたが、夫の転職、引越し、妊娠、コロナによるテレワークへの以降、出産、育休、、と色々あって今ではお弁当が必要ない生活に変わっていた。

たまたま、生後5ヶ月の息子を連れて、とある子育て支援センターに行くことにした。予約の際、『10〜15時なのでお弁当を持ってきてくださいね』とのこと。しばらくお弁当生活から離れ、しかも今は赤ちゃんがいるので、正直最初は面倒だなぁ…と少し憂鬱な気持ちだった。

行く前日の夜、夜ご飯のおかずが余ればお弁当にしようと思っていたが見事に完食してしまい（笑）、特にお弁当入れるおかずも無く…。私だけのお弁当だし、冷蔵庫にある漬物やふりかけでちょっと寂しいけど適当なおにぎりでも作るかぁ。と諦めかけた。

冷蔵庫を覗いて、何があったかな、と見てみて目についたのがたくあん。SHIORIさんのオンライン料理教室で習ったキンパを作るとき買ったのがまだ少し残っていた。あ、冷凍してる牛肉もあるし、卵もある。人参ぐらいはあったかな。海苔もまだあるぞ。

よし！キンパ弁当作ろう！

そうして貧相なおにぎりになるはずだった（漬物のおにぎりも好きだけどね）私のランチが、まさかのおしゃれキンパへ計画変更。

なんとか翌朝、息子が遊んでくれている隙に具材を作って、キンパができた。そういえば前回作ったとき巻きが上手くできなくて、また復習したいと思ってたんだった。そして今日のキンパは前よりうまく巻けた！わーい。お気に入りのわっぱの弁当箱がまた活躍したことも嬉しいし、何より、断面の色鮮やかなキンパが可愛く並んだお弁当を見てテンションがあがった。以前の私なら大したおかずが無ければお弁当諦めてたなぁ。SHIORI先生が手土産にもオススメっていってたから、今回思いつくことができた！感謝！！

支援センターではお味噌汁とお茶を出してくれたので、立派なお昼ごはんになった。

そして今回思ったこと。お腹にたまるなら何でも良いやって思うこともあるけど（赤ちゃんと過ごす平日のお昼なんて特に）、ちょっと一手間かけて見た目も味も満足いくものを食べられることって、心も満たしてくれるんだなぁ。しかも今回はきゅうり→ほうれん草に変更して家にある食材でできたしキンパの再復習もできたし！

自分で作っておきながら、お弁当箱を開ける時のワクワクを久しぶりに感じて、なんだか嬉しいお昼時を過ごせた。

たかがお弁当だけど、されどお弁当。

また『食』を考えるきっかけの一つになったのでした。

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