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ニコチンと大学生④

ニコチンを辞めるのは難しい。


 皆がまつりの屋台で財布がゆるくなるころ私は青空(正確には上の階のベランダの下)でタバコを吸っていた。減煙とはいったものの達成できていないどころかひどいときは一日一箱吸っていた。
 こうも、タバコを辞めるとは難しいことなのだ。特に私みたいにメンタルが不安定だと吸いたい気持ちが抑えられず、人生が衰退してゆく。

きらめき

 見出しは外の光をみて思い立ったことだ。太陽から降り注ぐ圧倒的なニュートリノが窓から私を貫く。聞いているお気に入りのTEMPLIMEの曲がかろうじて私を人の形に保たせる。
 晴天は気分を鬱屈させる。空と自身を対比させてしまうのだろう。心解の会話がそれを察させる。うつ病とはそういった病だ。心はいつも海の底深く、仄暗くほんのりあたたかい。やみくもに毎日が怖いが、それは毎日を無駄に過ごしているからだ。ここ数週間で私が手に入れたものは利き手に収まる程しかない。
 潮の香りを嗅いで脳を音楽で洗いたい。このこびりついたどす黒い自殺に対する思考を。苦しめる。沈みきった体をここから何処か別の場所へ。


PS:簡易IQテスト130でした。


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