【3分で読める】DISNEY MARKETINGディズニーのすごい集客(第2章)

はじめに
 日本を代表するテーマパークである東京ディズニーリゾート。その累計入園者数は2022年2月に8億人を突破しました。この強力な集客力を支えたのがこの本の著者であり、元オリエンタルランドの集客マーケティング部所属の嶋田亘克です。そして、この本は東京ディズニーリゾートのマーケティングを学ぶことができ、その学びをマーケティングはもちろんチームビルディング等あらゆる面で活かすことができると考えています。今回はこの本の中でも第2章「事業の価値を理解する」を紹介します。

キーワード
・不変の価値とそうでないもの

内容
 オリエンタルランドに入社するまでパークに入園したことなかった嶋田は、全体研修後に配属された営業部の上司の提案により、パークでの研修を再び受ける事となりました。そして上司は6枚のパスポートを嶋田に渡し、「2人で行けば3回使えるから研修期間中の休みを使って3回別の人間と遊んで来い」と伝えました。
 現場研修ではメインストリート・ハウスに配属されました。ここで嶋田はゲストにタオルの落とし物の問い合わせを受けました。そこで、メインストリート・ハウスに届けられたタオルの落とし物を確認してみたものの、該当するタオルは見つからず、その旨を伝えると、そのゲストは「生後間もなく亡くなった長男がいて、その子を抱いていたタオルを持ってくることで一緒に楽しめるんじゃないかな思って…だけど落としてしまった」と述べ、泣き崩れてしまった。結果的に、閉園までにタオルは見つかり、お返しした際に「きっと長男が楽しくて迷子になっちゃったんだと思います。タオルを大切に持たれる姿を見た時に、ハピネスに形は無いということと一人ひとりのゲストと向き合う大切さを身をもって体験した。
 そして、6枚のパスポートを使い3回の来園を通じて嶋田はディズニーのテーマパークが生み出す不変の価値と一緒に来園する人との関係性により変化する価値があることを感じた。つまり一緒の場所でも、一緒に来園する人によって楽しみ方も感じ方も大きく変化するということです。このように自身の事業の価値を理解するにはお客様の立場に立って実際に体験してみるということが重要になるのです。そのうえで他社や競合について知ることで、自社の課題や強み弱みが見えてくるのです。

まとめ
・事業の価値を理解するにはお客様として実際に体験してみることが需要


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