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短い詩

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短い詩(自作)
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#時

詩『ゆれるもの』 2011年6月

柱時計と向き合っていた こつこつ刻む時を数えていた 数は足りるだろうか やがて時は歌い始めた 水が滴る 風が吹く 雷がなる やがて静かな海ができたと 星の鼓動が海を揺らす 揺れる潮(うしお)から心臓が生まれた 心臓は潮のなかで鼓動することを覚えたと 時は歌い終わると 大きく揺れて歪んだ 歪んだ波と波の狭間に闇ができた 闇が呼ぶ 口を大きく開けたり小さくすぼめたりして 泳がねば 泳ぎ着かねば 闇の向こうを覗かねば 闇の向こうに落ちた時 私は鼓動する心臓を抱えて 海の

短い詩2021041401 花吹雪

写真には写らないよ 花吹雪は でも、時を止めて散るよ