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短い詩

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短い詩(自作)
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2021年4月の記事一覧

短い詩2021042801 がらんどう

今日はがらんどう 深く息を吸うとわかる その空洞の大きさが 長いため息をつくとわかる その空洞がしぼむのが でも そのなにもない空間が わたしの中心なんだよね

短い詩2021042201 毛虫

風が止んだらチャンスかもね それまでは 風陰でじっとしているんだ ずっと眠っていたっていいんだ 今はまだ毛虫なんだから

短い詩2021042101 ごはんを食べよう

さぁ…ごはんを食べよう 卵をおいしく焼いて 温かいうちに食べよう 新鮮なお水を添えて 窓を開けて風を入れて ごはん食べよう

短い詩2021041902 白いひなた

影もできない 不思議なひなただった わたしはいつも ひとりぼっちだ

短い詩2021041801 白い花びら

白い花びらは 錯覚させるね わたしがまるで 心がきれいかのよう 白い花の下で 深呼吸してみて

短い詩2021041601 舞台

この冷たい板の上で 叫んだ 嘘泣きをした 勇気あるふりをした 言ってはいけないことを言った そしてわたしは老いてしまった

短い詩2021041501 栞が隔てる…

栞が隔てるわたしのまだ知らない側 これから挑むストーリー 迷い込むのか 難なく進むのか 栞は 意識高く隔てているのかもしれないね ※投稿後少し直してます。2021041519:30

短い詩2021041401 花吹雪

写真には写らないよ 花吹雪は でも、時を止めて散るよ

短い詩2021041301 菜の花の記憶

菜の花の道 菜の花の匂い そうそうこの匂い 菜の花の匂い 菜の花の道

短い詩2021041001 葉陰

葉陰にいるのもいいよ 葉陰から見る世界もすてきだ 人はときどき 隠れることも大事だよ

短い詩2021040901 太陽に・・・

太陽に向かって 顔を上げていれば 目を閉じていても 闇ではないよ

短い詩2021040802 風が見えた

子どもの頃遊んだのは 春の花だった 綿毛をふぅっと吹いたり 風が見えたよね あの頃は

短い詩2021040801 現われる言葉

風船を捕まえるように 飛びついて捕まえた言葉 石ころのように道に落ちていて 拾い上げた言葉 手のひらを 握って開いたら 乗っかっていた言葉 わたしの前に現われる 言葉

短い詩2021040602 一番おいしいカフェオレ

今日一番うれしかったことは 今までで一番おいしいと思うカフェオレが作れたこと これからずっと 今日を思い出して 幸せな気がする