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今日はがらんどう 深く息を吸うとわかる その空洞の大きさが 長いため息をつくとわかる その空洞がしぼむのが でも そのなにもない空間が わたしの中心なんだよね
風が止んだらチャンスかもね それまでは 風陰でじっとしているんだ ずっと眠っていたっていいんだ 今はまだ毛虫なんだから
さぁ…ごはんを食べよう 卵をおいしく焼いて 温かいうちに食べよう 新鮮なお水を添えて 窓を開けて風を入れて ごはん食べよう
影もできない 不思議なひなただった わたしはいつも ひとりぼっちだ
白い花びらは 錯覚させるね わたしがまるで 心がきれいかのよう 白い花の下で 深呼吸してみて
この冷たい板の上で 叫んだ 嘘泣きをした 勇気あるふりをした 言ってはいけないことを言った そしてわたしは老いてしまった
栞が隔てるわたしのまだ知らない側 これから挑むストーリー 迷い込むのか 難なく進むのか 栞は 意識高く隔てているのかもしれないね ※投稿後少し直してます。2021041519:30
写真には写らないよ 花吹雪は でも、時を止めて散るよ
菜の花の道 菜の花の匂い そうそうこの匂い 菜の花の匂い 菜の花の道
葉陰にいるのもいいよ 葉陰から見る世界もすてきだ 人はときどき 隠れることも大事だよ
太陽に向かって 顔を上げていれば 目を閉じていても 闇ではないよ
子どもの頃遊んだのは 春の花だった 綿毛をふぅっと吹いたり 風が見えたよね あの頃は
風船を捕まえるように 飛びついて捕まえた言葉 石ころのように道に落ちていて 拾い上げた言葉 手のひらを 握って開いたら 乗っかっていた言葉 わたしの前に現われる 言葉
今日一番うれしかったことは 今までで一番おいしいと思うカフェオレが作れたこと これからずっと 今日を思い出して 幸せな気がする