対局前の動作

 駒の並べ方は、まずは玉将を手に取り、手前側の1段目の真中に配置する。その際、駒音をできる限り立てないようにしていきたい。駒は丁寧に並べることを意識する。相手を驚かせてやろう等、思わないのが良い。玉将の後は、左、右と順番に、金、銀、桂、香、角、飛、歩と並べる。他の並べ方もあるが、今は主流ではないので、多勢に従っておくのが無難である。

 振り駒は、基本譲る。相手が断った場合は、失礼しますと言って、歩を真中、左右計5枚を手にとって、二、三度軽く振ってから、盤に駒を落とす。
 枚数を軽く口に出して数え、私、先手です、もしくは後手ですと唱えるのが良い。後手の場合は、時計の位置を決められるが、盤に近づけすぎるのは、良くない。

 対局が始まるまでに、駒を升目に整えてあげることが大事。相手にとって指しやすい環境を提供することが配慮というもので、最終的に勝敗に関わらず、良く指せたと胸を張れる。

 では、姿勢を正し、息を深く吸って吐いて、深呼吸をしてから、戦いを始めます。よろしくおねがいいたします。と声をかけてから、対局を開始します。


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