あゆみ将棋塾 今後の方針2024年6月版

 みなさん、お久しぶりです。あゆみ将棋塾の塾長です。
 早いもので、あゆみ将棋塾も来月で、3年目に入ります。
 これからの方針について、お話し出来たらと思います。


基礎学力の養生を始めます

 現在、教え子である塾生の棋力向上が見込まれています。
 これから、各々好きな戦法、好きな囲いを研究する段階に入ります。
 そのためには、実戦の場であるあゆみ将棋塾の将棋広場では個別の対応が難しい側面が出てきます。
 つまるところ、自学自習の期間に入っているというのが率直な感想です。

 あゆみ将棋塾は、自分で自分の力を養生すること。自学自習の環境の整備のサポートをします。
 僕が教えることはもう無いという子が現れてきています。
 よって、あゆみ将棋塾の第一段階である基礎体力の養生は、一通り終わりとし、あゆみ将棋塾の本分である将棋を通じて現代に活きる力を養生する期間に入ります。

 そのための前段階として、将棋広場の中で、漢字学習や算数の計算などを問題を出します。
 なぜ、将棋塾で学習をするのかと疑問に思う方も居られるかもしれません。理由を説明するため、少々複雑な話をします。

なぜ基礎学力が必要なのか?

 将棋を自学自習で学ぶということは、研究しかり、本を読むことも然り、読み書き算盤の基礎学力が無いといけないと、私は考えます。
 あゆみ将棋塾は、将棋という文化を引き継ぐ大人を要請します。
 故に、今教えている子どもたちが、将来、その次の世代に将棋を引き継いでくれることを僕は求めます。
 本当のことをいうと、文化であれば、なんでもよいと考えています。将棋でなくても構いません。その子自身が楽しいと感じる文化を、将来の世代に引き継ぐことを、塾長は求めるのです。
 
 その引継ぎの際には、基礎学力が必要だと考えているのです。

 基礎学力とは、読み書き算盤の事です。
 それぞれを他の語で表すと、コミュニケーション力、行動力、戦略構想力です。
 
 あゆみ将棋塾の目指すべき能力は以上の三つです・

 基礎学力を養生することは、コミュニケーション能力を開発することに繋がると信じています。
 基礎学力とは、成績を取ることではないと思います。
 

私の考える基礎学力

 基礎学力とは、例えると、他者の能力を引き上げる力のことだと思っています。

 自分が百点満点を取れる子で誰とも知識を共有しない子と、60点しか取れないけれど、全く成績が取れない子の成績を自分と同じくらいに引き上げられる子、どちらが基礎学力があるかと問われたら、僕は後者を選びます。
 もちろん、百点満点取れる子は、どんどん先に進んで行くことがおすすめします。百点取れる子は、自分自身と環境を整えれば、勝手に学んでいけます。
 でも、機会が少ないばかりに、格差が拡がることは、少しううむとうなってしまう現実です。

 小金井市及び近隣都市限定ですが、そういった文化授受の機会を少しずつ増やしていく取り組みをしていきます。

まとめ

 以上のような現状がありまして、将棋塾なのに、これから学習サポートを開始したいと思います。
 まずは、塾長自ら学ぶ姿勢を維持することが求められます。
 継続こそが力なりです。
 よろしくお願いいたします。


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