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奥州平泉に行ってきたよ③ ~舟くだりと鍾乳洞~

猊鼻渓

平泉駅より車で30分の猊鼻渓で舟下りをしてきました。ほんとうにゆったりと川を下り、魚やカモにエサをあげながら、景色を楽しみます。

すれ違った舟

船着き場には運ためしがあります。この小さな穴に玉を投げ入れて入れば願いが叶うそうです。私は投げてみましたが川を越えもしませんでしたが、同行者はなんと最後にひとつ、入れることができましたよ!

えいっ
願いごとによって入れる玉が違う

幽玄洞

猊鼻渓から1kmほどのところに「日本最古の鍾乳洞」があります。岩手県の鍾乳洞といえば龍泉洞が有名らしいのですが、なにしろ我々には移動の手段がないので、そんな遠くまで行けない。猊鼻渓から幽玄洞は近く・・・なんだか私が好きそうだったので行ってみました。

何がどうなってるのかわからない写真ですが、地底湖

幽玄洞は期待通りでした。
看板といいチケット売り場といい、ちょっとさびれていて…なんか出そう。
お客さんも私たちだけ。
平静を装って説明パネル(これも昭和度高め)を眺めていましたが、どうやらなかにはコウモリが普通に生活しているという情報を得てしまいました。
一緒に行った母(達者な78歳)が怯えたように
「こ、これ、鍾乳洞のなかで地震が起きたら・・・」とか
「コ、コウモリが飛んで来たら・・・」とかつぶやいてイイ感じに周囲に恐怖心をまき散らしました。
おそるおそる中に入っていくと夏なのに中はヒンヤリ。薄暗く通路も狭く階段も急。迫りくる上下左右の鍾乳石は奇々怪々とした形で禍々しく見えてきます。
おそらく有名観光スポットらしい龍泉洞なんかはきちんと整備されていそうですが、幽玄洞は工事現場の足場みたいなのが組まれ、しかも足元がしっとり濡れて滑りやすそう。
そのとき私の後ろを歩いていた母(繰り返しますが達者な78歳)が
「ぎゃぁぁ!!!」と叫びました。ええええ!どうしたの?!
「手に水滴が落ちてきて!!コウモリかと思った!」
まさに天然の肝だめし。
洞窟に中には何か所か見どころに立て看板があります。
蓮華の壁
五色磔の柱
十六羅漢
吐雲の竜
などなどネーミングセンスがことごとく中二病。
幽玄洞で中二病ってのが私のツボにはまったのですが、
私は私でちょっと怖いし滑りそうだし暗闇をじっと見てたらコウモリとか虫とかを見つけちゃいそうだし、ゆっくり楽しむ余裕もなく。
すると途中で観音像が現れました。暗闇の洞窟でぼわーんと浮かび上がる観音像ってめちゃくちゃ怖いです。多分、怖がらせるつもりはないんだろうけど(え、なんか事故とかあったのかな)と頭をよぎってしまい、幽玄洞、面白いしスゴイけど、早く出たい~。

そんな怖いけど楽しい幽玄洞を出たあとは、平泉の道の駅でお買い物をして宿に帰りました。

お祭りと蔵元レストランせきのいち

翌日は帰路となりますが、一ノ関ではちょうどお祭りをしていました。

たくさんの吹き流し

こういった吹き流しって、仙台の七夕まつりだけのものかと勝手に思ってましたが、東北のお祭りは仙台じゃなくても、吹き流しを飾るものなんですね。〇〇小学校作というのもあり、吹き流しって手作りできるものなんだ!と知りました。東北の子供たちはきっと一度は吹き流しを作ったことがあるのかな。

なーんて、お祭りをプラプラゆっくり見ていたら、あまり時間がなくなってしまいました。

石蔵

一ノ関駅から歩いていけるところに、世嬉の一という酒蔵があり、カフェや直売所などもあるというのでそちらでお昼を食べる予定なのですが、かなり時間ぎりぎり。
それでも郷土料理のお餅は食べたい。量が多めなので一人前を二人で分ける方式でささーっといただくことにして、料理を待っている間にお土産を買い、餅を食べ終わるやいなや、ものすごい早歩きで一ノ関駅へ向かいました。

お餅の早食べはキケンだよ

新幹線になんとか間に合い一ノ関を後に。もうすこし世嬉の一はゆっくり見たかったけど、中尊寺金色堂は見れたし、川や洞窟も冒険できたし、温泉も楽しんだし、良い旅でした~♪

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