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ウィルコさんとの稽古

2022.5.27

今日は事前に、稽古の約束をしていたのだが、雨が降ったら行かないかもしれないと言われていた。

その方は、海外の方でとても肉体が強く、探求に純粋な人です。
レベルは違くとも、よく合気道について話を共有できる貴重な仲間です。

もし、彼が来なかったら稽古をお願いしようと思っていた人がいた。
最近、海外から来ているようで、体格がよく、いかにも昔から長年やっているのがわかる。

なぜ私がその方にお願いしようと思ったかというと

・いつも朝稽古の前に、植芝家の前で道主・道場長 を待っているような気がした。

・目がとても優しく綺麗。

こんな姿を見て、この人を知りたいと思ったから。
私は稽古において、人格形成・魂の浄化としての修行をとても大切にしている。
合気道を通して、相手を知り、自己を知る事ができる。
相手を知る為には、批判・評価といった“我”を捨てて受け身をとってゆく事が一番いい。

立場も関係なく、無邪気な子供のように戻った稽古時間をくれた素晴らしいウィル。
後々知ったのだが、合気会にとってとても重要なポストにいるのだと知った。
しかし、そんな事はみじんも見せず、驕ることなく、ただただ私を見てくれた。

人は上に行けばいくほど、傲慢さと向き合う事になる。
私は最終的に、人は、傲慢さと向き合い、いかに謙虚でいられるかが鍵になると思っている。

今日は、強さとは受け入れる力だと悟った。
受け入れる力を、器を大きくする為に私は強くなりたい。

ウィルから謙虚さ、器の大きさを今日教えて頂いた素晴らしい稽古だった。

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