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登録販売者とは?気になる仕事内容や資格を取る方法を紹介!

需要が高まり、活躍の場が増えてきている登録販売者。
資格を取るにはどうしたらいいのか、取ったあとはどんな仕事をするのか気になりますよね?

セルフメディケーションという考え方が広まっている中、登録販売者の存在が不可欠となっているのです。

本記事では、登録販売者の資格の取り方や受験内容、仕事内容について詳しく解説しています。

この記事を読んで、登録販売者の資格を取るための参考にしてみてください。


登録販売者ってどんな資格?

登録販売者とは、2009年に薬事法改定により作られた一般用医薬品に関わる資格です。
第2類医薬品、第3類医薬品を販売することができます。

2014年までは、薬剤師のもとで1年間従事して業務をする実務経験や学歴などが受験資格として定められていました。
現在は受験資格が廃止され、年齢や学歴の制限がなくなり、誰でも受験できるようになっているのです。


薬剤師との違いは?

薬剤師と登録販売者では、扱える一般用医薬品の範囲が違います。
薬剤師は第1類医薬品まで、登録販売者は第2類医薬品、第3類医薬品です。

薬剤師よりも範囲は狭いですが、一般用医薬品の中でも「9割以上」の医薬品を扱うことができます。

仕事内容について

<a href="https://pixabay.com/ja/users/memorycatcher-168384/?utm_source=link-attribution&amp;utm_medium=referral&amp;utm_campaign=image&amp;utm_content=2415294">Siggy Nowak</a>による<a href="https://pixabay.com/ja/?utm_source=link-attribution&amp;utm_medium=referral&amp;utm_campaign=image&amp;utm_content=2415294">Pixabay</a>からの画像

ドラッグストアでの一般用医薬品の販売がメインです。
お客様に医薬品の使い方や注意点など適切なアドバイスをします。
他にも、スーパーやコンビニで一般用医薬品を扱っているところが増えているので、ドラッグストア以外でも活躍できます。

医薬品の販売のほか、店舗業務として接客、会計、品出しをメインに商品の発注、在庫管理も行います。花粉症や熱中症の時期になれば、季節ごとにあわせた対策用の売場づくりも行います。


一般用医薬品の販売

お客様の話を聞いて症状にあった医薬品を提案し、その医薬品の有効成分、効能・効果、服用方法、副作用、使用上の注意などの説明をする仕事です。

症状によっては医療機関の受診を勧めます。


店舗の一般業務

登録販売者は医薬品販売とお客様の医薬品の相談役がメインとなりますが、店舗通常業務も行います。
店内清掃、会計、品出しも登録販売者の仕事です。

商品の在庫管理や発注も重要な仕事となります。


資格を取るためには



登録販売者の資格は、都道府県で年1回実施する試験に合格する必要があります。
試験は県外でも受けることができますが、登録販売者として販売従事登録ができるのは勤務地のみです。

登録すれば、全国の薬局やドラッグストアでも仕事をすることができます。試験は下記の5項目に分かれており、午前、午後ともに問題は60問、制限時間は120分です。

1.医薬品に共通する特性と基本情報(20問)
医薬品の基礎知識にあたる部分です。
医薬品の品質、効き目や安全性に影響を与える要因、適切な医薬品選択と受診勧奨、薬害の歴史から出題されます。

2.人体の働きと医薬品。(20問)
消化器官や神経系など、体の仕組みについてです。
人体の構造と働き、薬の働く仕組み、症状からみた主な副作用について、から出題されます。

3.おもな医薬品とその作用(40問)
登録販売者の必要な知識で重要な部分です。
医薬品の成分や働きについてが出題されます。
かぜ薬などの精神神経に働く薬、うがい薬など呼吸器官に働く薬、胃腸に働く薬など16項目の医薬品の知識が求められます。

4.薬事関連法規・制度(20問)
医薬品にまつわる法律や制度についてです。
医薬品の販売業の許可、医薬品の取り扱い、適正な販売広告など、行政庁の監督指導、苦情相談窓口について、から出題されます。

5.医薬品の適正使用・安全対策(20問)
医薬品を安全に使用する知識です。
医薬品の適正使用情報、製品表示の読み方、医薬品の安全対策、副作用などによる健康被害の救済、安全対策・啓発活動について、から出題されます。


独学で勉強

独学で勉強するメリットは費用を安く抑えられることです。
自分で市販の教材や過去問題集を購入して地道に勉強します。
費用が教材や過去問題集の購入のみなので安く抑えられ、自分のペースで勉強できるのです。

しかし、デメリットもあります。
独学なので勉強時間のペース配分が難しいことです。
1人で勉強するので挫折しやすいため、ペース配分に気をつけましょう。


通信講座で勉強

通信講座で勉強するメリットは出題範囲がうまくまとめられていて勉強しやすいことです。
学習期間は3ヶ月~8ヶ月の短期間で、自分のライフスタイルにあわせて学習できます。

デメリットは独学に比べて費用が高いことですが、不合格だった場合は全額返金してくれるところもあります。


まとめ

登録販売者の需要が高まり、セルフメディケーションという考え方が広まっている中、登録販売者の活躍の場が増えてきています。
受験資格がなく、誰でも挑戦できるので薬剤師のようにハードルは高くはありません。

一度、取得すればずっと使える資格なので、就職や転職、子育てが終わってからの再就職にも活かせるのが強みです。
また、全国どこのドラッグストアでも働くことができます。

未経験でも取得しやすい資格なので、目指しやすい資格といえるでしょう。


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