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3.11 大切な人がいてくれるという奇跡、大好きな気持ちを伝える事の大切さを思い出そう

最後だとわかっていたなら

あなたが眠りにつくのを見るのが
最後だとわかっていたら
わたしは もっとちゃんとカバーをかけて
神様にその魂を守ってくださるように祈っただろう

あなたがドアを出て行くのを見るのが
最後だとわかっていたら
わたしは あなたを抱きしめて キスをして
そしてまたもう一度呼び寄せて 抱きしめただろう

あなたが喜びに満ちた声をあげるのを聞くのが
最後だとわかっていたら
わたしは その一部始終をビデオにとって
毎日繰り返し見ただろう

あなたは言わなくても
分かってくれていたかもしれないけれど
最後だとわかっていたら
一言だけでもいい…「あなたを愛してる」と
わたしは伝えただろう

たしかにいつも明日はやってくる
でももしそれがわたしの勘違いで
今日で全てが終わるのだとしたら、
わたしは 今日
どんなにあなたを愛しているか伝えたい

そして わたしたちは 忘れないようにしたい
若い人にも 年老いた人にも
明日は誰にも約束されていないのだということを
愛する人を抱きしめられるのは
今日が最後になるかもしれないことを

明日が来るのを待っているなら 今日でもいいはず
もし明日が来ないとしたら
あなたは今日を後悔するだろうから

微笑みや 抱擁や キスをするための
ほんのちょっとの時間を どうして惜しんだのかと
忙しさを理由に
その人の最後の願いとなってしまったことを
どうして してあげられなかったのかと

だから 今日
あなたの大切な人たちをしっかりと抱きしめよう

そして その人を愛していること
いつでも いつまでも 大切な存在だということを
そっと伝えよう

「ごめんね」や「許してね」や
「ありがとう」や「気にしないでね」を
伝える時間を持とう
そうすれば もし明日が来ないとしても
あなたは今日を後悔しないだろうから

明日が来るのは、当たり前ではない。
3月11日を、すべての人が大切な人を想う日に。

岩手日報 
(ノーマ コーネット マレック 
最後だとわかっていたなら から引用)


12年前の今日、何が起きたのか。
いつだって忘れていない。

その当時の事、今でも鮮明に思い出せる。
テレビから流れる、信じられない光景。

早く逃げて!
どうか助かって!!
どうか、どうか神様…!!

あの時、
辛い想いをする人が少しでもいないよう、
願い続ける事しかできなかった。

あれからもう12年…

全く関係のないジャンルの、最近読んでいた本に、この岩手日報のコピーが載っていた。

読み始めてすぐにボロボロと泣いてしまい、読み終わる時にはもう泣きすぎてグシャグシャだった…

これを読んだのが10日の夜のこと。
こんなにタイムリーにこのコピーを目にするなんて、と少し驚いた。

今日11日。
用事がありつい先程まで忙しくしていて、
ふと落ち着いた時に、
このコピーを読まなきゃ!と感じた。

そして読んでまたボロ泣き…
すると突然、これを誰かに伝えた方がいい気がした。
きっと、今日これを投稿する事に
何らかの意味がある。そう思って急いで書き込んだ。


長くなってしまったけど、このコピーは
私や、あなたの毎日への、そして
大切な人への向き合い方が変わる気がします。

当たり前すぎて忘れてしまう、
大切な人がいてくれるということの奇跡…
その人に、
こんなに大切なんだよ、大好きなんだよ、
ということを伝える大切さ。

このコピーのおかげで、
改めて感じさせて頂きました。

辛い出来事だった。
どうしてこんなに辛い事が起きなきゃいけないんだ…そう感じる出来事でした。
まだその傷は癒えていない…

だけど、とっても大切な事を教えてくれたのです。
この事をずっとずっと忘れずにいたいと思います。




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