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22,000人のサポーター⁉︎ 〜パランパルミルをウィーズの事業にするまで⑤〜

ICCでのプレゼンが終わって、次に待っていたのは社会起業塾の合宿。

ビジョン達成に向けた事業計画を立てるということで、1泊2日さまざまなアドバイスをもらいながら手と頭を動かしまくって過ごすのですが、こういう機会もしばらくなかったな~としみじみ思いました。

LINE相談は毎日動くし、いつ緊急的な連絡が入るかわからないし、メールは毎日大量にくるし・・・ということで、現場を離れることなんてできないと思っていたのですが、事前に「合宿に行くから!!」とSVたちに伝えたら『いってらっしゃい~~』と快く背中を押してくれて、当日も何の問題もなく現場を進めてくれていました。

仲間を信じていないわけではないのですが、なんて頼もしいんでしょう~と改めて思いました。

おかげでウィーズのこれからのことに集中することができた2日間。


ひとりひとりが価値ある自分を信じられる社会にするために

子どもが生い立ちに対して抱える負の感情を抱え続けることのないように
それを人生のつまづきの要素にし続けることのないように

子どもたちに「あなたの気持ちを尊重して伴走したいと願う人はいるよ」ということを伝えていきたい。

合宿のメンタリングの時間@オリンピックセンター


そのために何が必要か?を考えていったとき、一番外せないこととして感じたのは『必要とされるとき、子どもが自分の力でアクセスできる場所に、適切なケアやサポートが提供できる人がいること』でした。


今思えば、この時点で「パランパルミルじゃん」ってハナシなのですが、当時の私はその点と点が繋がらず・・・(笑)

この時期はちょうど草の根子どもサポーター養成講座の第7期生研修がスタートした時で、あたらしい仲間を迎えて『こういう素敵な人たちが子どもたちの近くにいるようにしていきたいな』という思いが強かったのです。

そのため、この講座を繰り返しおこなってひろげていくことを戦略のメインにしました。

子どもがこの講座を受けたサポーターさんに自分自身でアクセスできるようにするにはどうすればいいかということを考え、最初に思いついたのは『各小学校区にサポーターがいること』です。

小学校なら、自分で子どもたちがむかうことができるからです。

しかし、問題はその数ですよね。


約22,000校ある小学校。最低でも22,000人のサポーターが必要です。

草の根子どもサポーター養成講座は定員15名で9か月おこなっており、開始月を3か月ずつずらすことで3期の研修が同時並行で常に行われています。

つまり、年間15名×4期(開始月3・6・9・12月)=60名の養成に携わるのが限界という感じです。
22,000名を達成するには÷60名で、約370年かかります(笑)

以前「早くウィーズを解散させたい(ウィーズがいらない社会にしたい)」と書きましたが、これでは解散しませんと宣言しているようなものです。

しかも22,000名はミニマムの数字なので、子どもとの相性とか地区別の人数などを考えたら、実際にはもっといないと「全ての子どもがサポーターにアクセスできる」は不可となります。

大谷サンがグローブを各小学校3個ずつ配布されたのが有名ですよね。用意されたグローブは60,000個以上となると驚きます。話がずれまくっていますが(笑)、本当に素晴らしいことだなと思いますm(__)m
きっと、すべての子どもがグローブに触れられるように、ということを考えられたのでしょうね。

そういうわけで、なかなか突破口を見つけられなくなった私だったのですが、次に社会起業塾の課題に設定されていた「ニーズ調査」によって、ようやく私の固くなった頭がパランパルミルを思い出すことに成功します(笑)

そのことは、また明日に書きたいと思います。



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