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もやもやの2023年春〜パランパルミルをウィーズの事業にするまで①〜

上記の記事で書きましたが、私はパランパルミルを2010年に知りました。

そのときも事業にしようと思いましたが頓挫し、その後は『パランパルミル…』とたまに呟くだけで時が過ぎていきました。

2023年、私があらためて着手したいと懇願し、ウィーズの仲間は理解をしてくれました。

そして協力してくださる方々がいて、こうして事業としてスタートできるところまで戻ってきました。

その記録も、書き留めておきたいと思っています。


***


私は2023年春、とってももやもやしていました。

家庭環境や親子関係にしんどさを抱える子どもたち、しんどさを抱えて育ったかつての子どもたちに伴走するウィーズをたちあげて丸7年。その前にの活動も含めると丸14年になります。

LINE相談には毎月3,000通を超えるメッセージが届き、おうちにいたくないときにも過ごせるみちくさハウスの運営も継続しておこなってきました。

親の離婚後に離れて暮らす親との交流や父母間の調整をサポートしている親子交流(面会交流)支援も常時100組が稼働するようになりました。

一方で支援員さんについても『草の根子どもサポーター養成講座』をおこない、協力してくださる方を増やしていくことに取り組んできました。

ニーズはどんどん増える。

子どもたちに何かやりたいと思ってくれる人もたくさんいる。

けれど、日々の虐待や家族のひずみがもたらす事件の報道はなくなることがありません。

結局、亡くならずにすんだはずの命が亡くなってしまうという最も悲しいことが減った感じがしないのです。

当然、1団体の力では限界があるのは事実でしょう。


しかし、ウィーズがビジョンに掲げている『ひとりひとりが価値ある自分を信じられる社会』が実現する気がしないのです。そこまでの構想を、代表である私自身が描けていなかったのです。

これが、もやもやの原因でした。

私は、このもやもやをなんとかするために、自分を強くすることとビジョン・ミッションに心から賛同してくれる仲間を増やすことに力を入れようと思いました。

14年間、避けてきた・できなかったところと自覚があった部分です。

そこで、これまで避けてきたようなことにチャレンジしてみようと決めました。

その2つが

ICCサミット登壇
社会起業塾イニシアティブ応募

です。

私が最も苦手とするのが、人とぶつかることと人に頼ることです。

だから、この2つが存分に詰まったICCと社会起業塾への参加は、めちゃくちゃ勇気のいることでした。


ちなみに、このとき(2023年春)はまったく「パランパルミル事業化」は頭にありませんでした。

草の根子どもサポーター養成講座に力を入れる、アウトリーチ的な活動を強化していく、それらを伝える力・発信する力をつけていく・・・

そんなことだけを考えていました。

ICCサミットの初めてのプレゼン練習でも、社会起業塾のエントリーシートにも、そういったことをつめました。


それが、どうなっていったのか。

次の記事に続きます<m(__)m>


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