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Paliuli 地上天国〜お田植え祭で踊る〜

わたしのフラシスターたちは、本当に多彩な方ばかり。一人一人のクリエイティビティに触れると刺激を受けるし、世界を共有できることは喜び。

色とりどりの個性と個性が出会ったら、あちらこちらで、みんながそれぞれ、好きなことをして、喜んでいるという、大きな美しい絵が出来上がる・・・。これが「地上の天国」というのではないだろうか。

みんなが、この同じような絵を描いていたら、現実に現れる。

ハワイ語で、Paliuliは、美しい天国のような場所と言い伝えられている。ハワイの神話で、産まれた時から高貴なために、居る場所の上に虹が出てしまうという女性Laieikawai(ライエイカヴァイ)は、このPaliuliで鳥たちにお世話をしてもらい、育つ。

この「Paliuli」という場所から名前をつけた田んぼで初めての「お田植え祭りをするので、ぜひ踊りに来てね」と誘ってくれたのは、フラシスターであり、ロミロミの先生でもある、堀口裕子ちゃん(ロミロミサロン&スクールWaioli house主催)。

もちろん、田植えをする前から、その準備は始まっていた。これまでもお声をかけていただいたが、タイミングが合わず、ようやく田植えの日に、伺うことができた。それも、田植えの要員ではなく、今回は踊りの担当。事前にいくつかのリクエストの曲をいただいた。

フラは、人間と、神、自然とのコミュニケーションのツール、言語だと思っていて、わたしは、今回のお田植え祭りに際し、その土地、山、そこから流れる水、風、これから成長していく苗たちに、感謝と祝福を伝えられたら、と思っていた。

6月頭。梅雨入りした関東。前々日までにたっぷり雨が降り、当日は、思い切りよく晴れた日曜日。川には水が豊富に流れていた。月の暦は、満月。満ち満ちた時の、田植えだった。

挨拶のチャントから始まり、田んぼに張られた水や苗たちに、声を届ける。チャントとフラ、持参したイプヘケ、ウリウリ、イリイリなどの楽器たちと共に、振動として伝える。

この順番で、こうやろう、というものがあるわけではなく、そのとき心に浮かんできた曲をやる。室内とは違い、声も楽器も、思い切り出して、青空の元、踊り続けた。それは、わたしの「喜び」。

みなさんは、その音たちに、声で参加してくれたり、聴いてくれながら、田植えを続けている。思い思いに自由な空気。

ひと段落したところで、裕子ちゃんお手製のお弁当が登場!裕子ちゃんは、この田んぼの他に、畑もやっていて、その畑で獲れたお野菜たちが並ぶ。それぞれの役割をした人たちが、集まって、お食事をいただく。本物のホオポノポノの世界があった。

自分にできることは、本当に少ないと思う。こんな素敵なお弁当は、一生作れないかもしれないし、準備もなく、いきなり田植えをするのもできないかも・・・。

でも、フラをすることはできる。踊ることはできる。
オールマイティになんでもできなくたって、いいんだ。
それでも、人に喜んでもらえるような関わり方ができるんだ。
そんなことを思わせてくれた、Paliuliでのお田植え祭り。

いつものフラシスターたちと、初めましてのみなさんと。
お会いできてありがとうございました。

苗たち、元気に育ってね!!

Lani on the Earth

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