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ゆだねてみようか

何かを考えるとき、自分の基準になっているようなものがあって、それと比較して今の自分がどうか、と考える癖みたいのに気づくときがある。

例えば、わたしの場合は、「ここがハワイだったら」とか「わたしがハワイに産まれていたら」「ハワイでのフラは・・・」というようなことを考えてしまう。

でも、今わたしは日本にいて、それとは違う環境にいる。
ハワイでフラをする環境とは全く違うところにいるのだから、それと比較するのが変なのに、どうしてもそう思ってしまうのだ。

今まで、おおよそ自分が想像できる限りの夢、またそれ以上のものを、フラの世界で叶えている人に出会ってきた。

フラのオリンピックでソロ優勝者のミス・アロハ・フラ(ハワイアン)。母はフラ界のレジェンド。当然、レジェンダリーハラウ。

かのハレクラニホテルで30年以上毎週踊り続けているダンサー(ハワイアン)。

フラのためにハワイ移住をして、現地で結婚、メリーモナークにも出演して、今もフラを続けている日本人。

マウナケアの麓に住み、奉納フラを続けるゲストハウスのオーナー。

親子二代でハワイアンの先生からウニキ(卒業)を受けた日本のフラハラウの先生たち。

本当に夢のような世界。その人たちと実際にお会いしたのだ。わたしはただただ、このような人たちに出会うことができた自分の「縁」と「運」に驚くばかり。

だけど、どうしても自分の基準がそこになってしまうことに、苦しさも覚えてしまう。わたしがもし、ハワイにいたら、と思ってしまうからだ。じゃあ、ハワイに行けば良いじゃない、というのも一つだけれど、これからそういう選択することについては、なくはないし、これまでもチャンスもなかったわけではない。でもわたしは今までその道を選んではいない。

そんなときに、ふと思う。
もしかして、わたし自身も、誰かからしたら夢のような境遇にいるのかもしれない、と。そう思ったときに、わたしは「ただ、自分を生きているだけだ」「ただ、巡り会ったから」「幸運だったから」と答えるだろう。だから、きっとわたしの出会った夢のような人たちも、同じ答えをするだろうと思う。

だったら、自分の境遇を、誰かの夢かもしれないそれを、誰とも似ていないそれを、思い切り生きて、自分が出会った人たちから得てきたことを大切にしながら、その上でしたい選択をするのが楽しいのではないか、と思った。
夢のような人たちと出会ったからこそできる選択を。その先に、もしかしたら、自分にとって夢のような人たちとの、夢のようなライフが待っているかもしれないのだから。

というわけで自分に、身をゆだねてみようか。

ayumi

今日の写真は、ハワイ島コナの夕焼けです。

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