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水道レバーのドタバタ大騒動の巻

その時、私はいつものように夕飯の支度に台所に立っておりました。献立はクリームシチュー。市販のルーです。にんじん玉ねぎじゃがいも残り物の白菜を切り、鶏もも肉も切り終えました。水道のレバーを上げ手を洗い、そしてレバーを下ろします。「バキッ」という音とともにその時は訪れました。私の左手には水道レバー。水道レバーがあった所を見やるともはやバーはなく、銀色の筒だけが突っ立っています。私と水道レバーとの大騒動の幕開きです。

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さて。
まずはググります。

レバー交換についてはこちらが画像が多くてわかりやすい。

水道レバーですが、実は一度交換したことがあります。今回を上回ってドタバタでしたがそれはともかく(仔細は忘れた)、レバーを外した状態は記憶にありました。

リンク先の画像を少々拝借します。

Fig.1 水道レバーを外したところ

レバーを取り外した後の水道本体側の真ん中に茶色い突起があります。これは2~3cmくらいの長さの小さな金属片です。かなりしっかりしたもので、レバーはこれを手前に倒したり奥に倒したりすることで水を出したり止めたりします。レバーを外すと、通常はこの画像のようにこの金属片は本体側にはまり込んでいます。ペンチでつまんで倒すことでも水道を出し止めすることはできます。

ところが。

この金属片が・・・ない。

左手に握ったレバーを見ると、なんと金属片が引っ付いているではありませんか!

これはいったい・・・どうなってんの?

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我が家の水道はこのタイプのようです。

とりあえず、レバーに引っ付いた金属片をレバーから外します。レバーは金属片にネジで止めるようになっています。レバーに引っ付いた金属片もネジでレバーに引っ付いています。ネジを外して金属片をレバーから外しました。(前回はこのネジがべらぼうに固かった!)

この金属片は、リンク先で説明されている次の部品にはまっているもののようです。

番号:5
品番:PZKM110A
品名:カートリッジ(上吐水)

下の画像の⑤ですね。


Fug.2 分解図(拡大)

この⑤の部分の中心に四角い出っぱりがありますが、これが金属片です。私が手にした金属片はこの絵よりもう少し長い。
おそらく金属片の半分くらいはカートリッジの中に埋まるような格好です。この絵ではわからないのだけど「Fig.1」だと金属片だけが茶色になっています。金属片は絵の倍くらいの長さで、しかも下側半分に丸い膨らみがあるんです。だから、カートリッジに戻そうと思っても、その膨らみの部分が邪魔して入らない。頭の中は?マークでいっぱいです。この金属片は、いったいどうやって外れたんだろう。

職場にいた旦那にメッセージすると、「ホームセンターでレバーを買って帰る」と。いやいや待って待って、レバーじゃないかもしれない、カートリッジかも、とにかく1回見てよ。

帰宅した旦那を加えて、二人対一台のドタバタ劇第二幕の始まりです。

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旦那に一から説明した後、さて、カートリッジは直せるのか。金属片をカートリッジに戻そうとするのですが上手くいかない。金槌で力付くで入れればいいのか? KVKさんの分解図によるとカートリッジも外すことができるようです。「外してみるか」と旦那。「そうやねぇ」と私。

実は。

このカートリッジ交換。

これも一度やってみたことがあるのです。レバー交換でなくカートリッジを交換する場合は専用の工具がいります。分解図の「④カートリッジ締付ナット」を緩めるために使います。この「④カートリッジ締付ナット」。カバーか蓋のように見えるんですが、これそのものが「ナット」なんですね。この「ナット」の緩め方については前記リンク先のサニクリーンさんの「カートリッジ交換方法」をご覧ください。工具についても説明してくださっています。

ただ。

この「④カートリッジ締付ナット」。
とにかく固い!
半端なく固い!

で、前回も外せずに挫折しているのです。
今回、外せるのか?

まずは力ずくで挑戦。
一人でやっても・・・。
二人でやっても・・・。

無理!

お湯でもかける?
潤滑剤とか?

再びググりました。
たどり着いたのがこちら。

「ハンマーで叩け」。
ビンの蓋が開かないときに叩くのと同じ理屈でしょうか。

「ハンマーある?」
「はい!」
「えらい早いな」
(この前、ビンを叩いたから(笑))

ドンドン、ドンドン、ドンドン
うーん、うーん(回している)
ドンドン、ドンドン、ドンドン
うーん、うーん、アカン、回らん

あ! ゴムハンマーではダメって。
カツン!カツン!と砕くような衝撃的って書いてある

「鉄金槌、あった?」
「ない・・・」
「これでいこか バール」

ガン! ガン! ガン! ガン!
うーん、うーん
ガン! ガン! ガン! ガン!
うーん、うーん、あ、回った!

えー! すごい! ホンマに回るんや!

なんだか、もう、ナットを回すことが目的みたいな感じになっちゃいます。目的はカートリッジを取り出すこと。で、カートリッジを取り出したけど。
肝心の金属片は入るんだろうか。あまり状況が変わってないような気もするが。やっぱり力ずくでいれるのか。
上から叩いてみるのか。ナットで締め付けてないから少し広がって入ってくんないかなぁ。やっぱり買い換えるしかないのかなぁ。そこそこなお値段やけどなぁ。

などと考えていたら、隣で旦那が・・・。

「あ、入った」

え? わ、ホンマ。やった!
えーっと、ほな、戻してみる?

というわけで戻してみました。
「カートリッジ締付ナット」は手で締められるところまで締めて。流しの下の止水弁を開けて。例の金属片を前に倒したり後ろに倒したりすると・・・水は出たり止まったり! 更にレバーも戻して金属片とネジで繋げて・・・。完全復活! やったー(笑)

🔅

作業が終わったのは既に20時。シチューはまだ材料切っただけなんですけど。少し拗ねながらもシチューだけ煮込んで夕食。他、なんもなし! まぁえっか(笑)

抜けちゃった金属片を戻しただけですど、逆に言うとまた壊れるかもしれない。その時、この作業のことは忘れてるのよねぇ。なので残しておこうと記事にしておくことにしました。

あー、疲れた(笑)

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ヘッダの画像は KVK さんから拝借しました。

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