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あなたの理想の子育ては?

3人目出産から3週間が経とうとしています。

自宅に帰ってから、
少しずつ家事をするようになり
気が付いたことがあります。

それはベランダから見える木の上に
鳩が巣を作っていたこと。

我が家は5階建のアパートの3階で、
敷地内には木が植えられています。

そしてベランダから外を見ると
ちょうどその木のてっぺんを見下ろせるくらいの高さなのですが、
ある日洗濯物を干し終わってふと外に目をやると
木の枝の上に白い丸が2つ見えました。

そばには一羽の鳩が。

そう、その鳩は
巣の中の白い丸、すなわち卵を温めていたのです。

巣の上で卵をあたためる鳩

ただ毎日そこにいる。

それから洗濯物を干す時と取り込む時、
鳩の様子を眺めるのが日課になりました。

9月とはいえ、私の住む名古屋はまだまだ暑く、
日中は34℃を超えるような日も。

そして南の方からは台風が発生し、
強い風が吹いたり雨が降る日もありました。

それでも毎日じっと同じ場所で
卵を守り続けている鳩。

そんな鳩の様子をぼーっと眺めながら、
人間にも動物にも
同じように"子どもを守る本能"みたいものって
親には標準装備されているんだなぁと感じました。

子どもができると、
それまで『自分のため』にしてきたことが
自然と『子どものため』に変わっていく。

例えば私の場合、
『自分のため』には頑張れなかった料理も
『子どものため』に栄養バランスを考えて、
食事の時間が不規則にならないように毎日頑張って作るようになったり。 

自分以外に守りたいものができた時
人って、いや、人に限らず親という生き物は
とてつもなく強くなるんだなと。

でね、今後この鳩がどうなっていくのか
気になって少し調べてみたら、
鳩はオスとメスが交代で卵を温めるみたいです。
そしてヒナが卵からかえると、数日間は
ピジョンミルク(そのう乳)と呼ばれる栄養を与えて育てるそうです。

しかもこのピジョンミルク、
なんとオスも体内で作れるんですって。

要するに鳩は、パパとママどちらも
子どものための栄養を体で作って
それを子どもに与えて育てられるということ。

私たちもみんなで子育てを

私自身、3人目を出産した今、
思うことがあるんです。
1人目を産んだ時と同じだけの
手と目を3人ともにかけてあげられてないなぁって。

私一人で、3人の子どもに同じだけの量の
時間は割けない。
だけど、愛情はみんな同じくらいかけてあげたい。

だから頼れるものは頼るようにしてるんです。
旦那さんはもちろん、
今回の産後は自分の母親に夜ご飯作りにきてもらい、旦那さんのお母さんに時々ご飯を差し入れしてもらい、上の子たちは保育園に預けて。

そうやって、自分一人で全部を抱え込まずに
周りを信頼して頼ることができるようになった私は子どものために強くなったんだと思ってます。

そして、子どもたちは、私一人だけでなく
みんなからの愛情を受け取って育ってくれたら
そんな幸せなことはないなと。

日本には"家は女性が守るもの"という
昔ながらの風習が強く残っていて、
仕事もしながら家のことも子どものことも全部抱えてる女性が多すぎると思います。
(じゃなかったらワンオペ育児とか孤育てなんて言葉生まれないと思う…。)

好きで産んだんでしょ?
できると思ったから産んだんでしょ?

じゃなくて、

みんなで子どもに愛情を注いで
みんなで子どもの成長を見守れるような環境を。

そしたらきっと
子育てってもっと楽しくて
幸せになるんじゃないかなって思うんです。

そんなことを考えながら
無事に赤ちゃんヒナが卵からかえることを祈って
今日も陰ながら見守ります。

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