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2024年2月~ 独身女 35歳になる前の卵子凍結 記録 ー⑩ 採卵結果と過酷さを知る。

こんにちは。
6月は卵子凍結をし海外赴任の準備や、仕事の引継ぎ、出張など7月から怒涛の日々を過ごしなかなか更新できませんでした。

最初は7月にしようかと考えてましたが、海外赴任が8月になり
7月は引継ぎ等にて仕事がかなり多忙になり、術後の痛みもあったので
6月中にやってよかったです。

前回の記事はこちら↓

今回は結果と、感想を書きたいと思います。
かかった費用や、全体的なことはまた一つまとめて記事書きたいと思います。

採卵日:6月18日(火)当日の流れ

自己注射を2日追加したり、3日追加したり通院時にエコー検査でマメに見てもらって採卵日確定しました。
17日の月曜日は、私は仕事で差し支える可能性があったのであらかじめ伝えておきましたがある程度、医師がコントロールしてくれた様です。

前日と前々日には指定された時間に別の注射と、点鼻薬を入れて
当日は絶食をして指定時間に病院に到着。
その後、ベットのある部屋に案内してもらって
痛み止めの座薬をおしりに入れて、点滴をしていざ手術。

結構痛いみたいで、私は最初は笑気麻酔でいくつもりでしたが
局所麻酔にしてもらいました。
本当に痛みに弱い方は眠っていられる静脈麻酔がいいかと思います。

手術台にのって意識のあるまま採卵スタート。
手術そのものは30分ぐらいだったと思いますが
手術後は痛みがじわじわ出てきて、麻酔もまだ聞いててふらつくので
車いすでベットのある部屋に案内してもらって、安静。
1時間は寝てたと思います。
その後、落ち着くまで休ませてもらって、採取できた卵子の個数を聞いて
当日の注意点や今後の話を聞いて終わり。

実際採卵できた卵子から、凍結するに値する個数はお電話で後程連絡いただく流れ。

採卵結果

なんと、私は20個採れました!AMHも5.3ぐらいで、年齢にしては高めだったので多くできたのでしょう。
その中で、成熟しているものだけを精査して最終的に凍結できたのは15個です。
無事採れてよかった!

お金かけて手術したのに数個しかとれないのが最悪のケースと思ってましたが
AHM検査の数値から、医者には最初に10個+αぐらいとれると思う。予測値いただきました。その通りになってよかった。

事後大変だった:卵巣過剰刺激症候群

卵子が無事に凍結できてよかったです。
が、次に襲ってきたのは腹部の腫れと痛み、吐き気です。
卵巣過剰刺激症候群になってしまって、卵巣が8センチ腫れましたが
このぐらいのサイズはよくあることなのだそうです。

お腹はパンパンに張って苦しい。胃が圧迫されている様で吐き気もする。
歩くのも痛い。手術の2-3日後ぐらいが結構くる。

仕事は外回りはとてもできる状況ではありませんでした。
上司にはあらかじめ、ホルモンバランスの崩れや薬で副作用あるかもしれません。と伝えておいたので外に出なくてもお咎めなしです。

火曜日に手術したので、水~金はなんとか会社に行って
水曜日はあまりの苦しさに病院に行きました。点滴をしてエコー検査をして終了。

土日も動けず自宅でなんとか過ごし、母がおかず持ってきてくれました。

手術6日後の月曜日は回復するかと思ったけど頭まで重くて、起き上がれず会社を休みました。
7日目はましになりましたがまだ苦しい。
8日目になって、すーーーーーーーーーっと痛みが和らぎ、日常生活を取り戻しました。


不妊治療、妊娠生活の過酷さを知る。

卵巣過剰刺激症候群になって苦しい思いや、食べるものも食べられず
でも何故か かやくおにぎり(関西限定?)や果物は食べられて、食べたくなったのでつわりってこういうものなのかと思いました。
苦しすぎる。
医者のアドバイス通りに水分補給はしっかりして、ポカリ的なものもとっていました。

母も炊き込みご飯作ってもってきてくれたのが本当に神でした。

妊娠すると、つわりは、こんなお腹の張りが10か月も続いて、しかもお腹の張りはだんだん大きくなって。。。。しんどすぎると世の中のお母さんに敬意を表するとともに
街中で妊婦さん見たら労わらないとと心から思いました。
本当に辛い。

不妊治療も、採卵するたびにこのような痛みや苦しみがあって
しかも1回だけで終わらない可能性もあるから本当に身体的負担が大きいと実感しました。(そして精神的負担も)

子どもを授かるということ

このような身体的な負担を乗り越えて子どもが生まれるんだな
そして自分はいざ、妊娠したときに乗り越えていくんだなと思うと
本当に体力も精神力も必要だと思いました。
生まれてくれてからももちろん、いろいろなことはあるけれども
改めて覚悟が必要だと思ったし
社会や職場の理解も必要だと感じました。

今回自分は卵子の凍結だけだけれども、大変な経験をして
また一つ新しい世界がわかって(微塵であったとしても)、人の気持ちがわかる人間になったかもしれないと思うと
卵子凍結をしたことと、それだけじゃないものを得ることができたかと思います。

実際凍結した卵子を使う可能性は低いかなと思っています。
パートナーができたらまずは自然妊娠を試みると思うので。
でも二人目とか考えると年齢的に選択肢はもっておきたい。
未来の自分に残しておきたい。やった後悔よりやる後悔。
やった後悔をするなら、お金のことぐらいなのでお金ももちろん大事だけれどもあの時やっておけば、子どもを授かれたかもしれない!と思う後悔は精神的に辛いと思ったので未来の自分に今の私からプレゼントのつもりでやりました!


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