精進潔斎して綺麗な身体に
精進潔斎(しょうじんけっさい)って、聞いたことあるでしょうか。
私が幼少期、母親の実家(かなり田舎の島でした)では、法事では、約1週間の潔斎を行っていました。対象となる人は、故人の家族と血縁のある親戚まで、食べ物に制限があるため、栄養不足なってしまい、食べ盛りの若い人は、体調が悪くなった人もいたことをいまでも覚えています。
では、潔斎(けっさい)とは何でしょうか?
ウィキペディアで検索してもありませんでした。
コトバンクというサイトでは、このように書かれてありました。
心身を清めること。法会(ほうえ)、写経、神事などの前に、酒肉、五辛などの飲食をつつしみ、淫欲を断ち、沐浴(もくよく)などして身を清めること。精進(しょうじん)。ものいみ。きよまわり。けさい。 (コトバンクより引用)
難しくてよくわかりませんね。
詳しく説明します。
1、神事やお参りを行う前に身を清めるために行う事です。
身を清めると言ったら、滝などの水に浸かったりするイメージかも知れませんが、身体の中も清める必要があります。
2、酒類の禁止
アルコール類は、もちろん 炭酸類、乳製品からの飲料、コーヒーなどの嗜好品も禁止
3、肉、魚類の禁止
生きているものを食べるのを禁止です。よって、乳製品や卵も生きているものからの恩恵なので食べれません。
4、五辛の禁止
カレーなどの香辛、胡椒や生姜やねぎなども禁止です。
5、男女の交わり (性交)
男性同士 女性同士の行為も禁止です
では、どんなものを食べるといいのでしょう。
具体的にいいますと、
主食 米、そば、うどん パンは、卵を使用しているので、禁止です。
おかず 野菜類を中心に、味付けは塩や砂糖で、かつおだしは、禁止なので、昆布だしを使用。油は使用してもよいので、野菜の天ぷらなどはおすすめです。
汁物 味噌汁
その他 フルーツは、全般的にOK ナッツ類なども食べてよし。
このような、食事を1週間以上実施することで心身共に清められ、更なる丈夫な身体になるかもしれません。しかしながら、医学的には、栄養のバランスが良くなく、現代社会において社会的にこのような制限のある食事は、生活的にも大変難しいと思われます。成長期の子供などは、おすすめの出来るような食事ではありません。
また、多少ダイエット効果もありますが、潔斎終了後の解放感から暴飲暴食に走ってしまう可能性あり、前よりもっと体重が太ったなど可能性ある非健康的な方法といえるかもしれません。
そこで、私が実際に行っている潔斎も方法を次回の記事でお知らせしたいと思います。
今日も最後まで読んでいただきありがとございました。
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