狂気と表現。

いわゆる、精神のアンバランスが芸術的な表現を生み出す原動力になると言う話はままある。じゃあ、全ての表現者は狂っているのか、って話になると、それは極論でしかない。
健全な精神で作品を生み出すことができる人だって、たくさんいる。
ただ、精神的に病んでいるときって、不思議と感性が研ぎ澄まされて、平常時なら気にも止めないような些細な変化にも敏感になることもあるので、その結果、作品が産み出されると言うことになることもあるようだ。
吐き出したい想いを形にするべくもがき苦しむことで、精神が救われるなら、それはそれで必要なことなのかも知れない。
どちらにしろ、作品を生み出すのは、相当にエネルギーが必要で、そのエネルギーがポジティブなのかネガティブなのかの違いだけなのかも知れない。

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