雨はいつか止み、明けない夜はない。

不思議なもので、ここ連日普段なら声を掛けてこないような人から頻繁に声を掛けられる。本人からしたら、負のオーラを放ち、全身で話しかけるなオーラを放っていると思うのだが、本人の思惑に反して実に多くの人から話しかけられる。
なぜなんだぜ。




最近気付いたことの一つに、自分は人見知りではなく、単なる人嫌いであったと言うものがあり、その証拠に、社内では部門を越えて広く浅く面識があるのだが、こちらから好んで話しかけることもないような人達に、気にかけていただけていることにちょっとした驚きを隠せずにいる。
単純に世間話だったり、ちょっとした頂き物をしたり、お世辞でもお褒めの言葉や労いの言葉をいただくと言ったことなんだけども、単純な私はそれだけでコロッとテンションが上がる。

そんな中、知人が脳梗塞で倒れたと聞く。
左半身に軽い麻痺があるそうだが、今はリハビリの日々、退院後の職場復帰を目指していると言う彼女はなんと既に60を過ぎ、嘱託での勤務なのだ。普通なら、これを期に引退することも考えると思うのだが、元来バイタリティーあふれる彼女にはそんな選択肢はなかったようだ。
それに比べて自分は、と言えば、ずいぶん甘えているじゃないか、恥ずかしい。

そんなこんなで、ちょっと前には会社辞めたい、自分は仕事もできない役立たずの屑野郎だ、もうこのままじゃ犯罪を犯してしまうくらいヤバイ、カミサマカミサマホトケサマ・・・なあんて追い詰められていたのだが、ひとまず社会生活を放棄せずに済むところまでは持ち直している。

そうは言っても、雨と寒さにはちょっとやられるよね。
皆さまご自愛を。

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