村本さんにもう一歩踏み込んでほしい
良くも悪くも話題になる、ウーマンラッシュアワー村本さんのnote。
良いことも言ってるんだけどなんか足んねぇよな、ということでアンサートークです。
単方向の発信が増えるだけでは、改善が少ない。
現在は、発言だけで満足できる環境が整っている。
○SNS
○オンラインサロン
○Youtube
などなど、様々な手法で発信ができる。
しかし、多くのサービスはゆるい双方向性しかなく、以下の特徴がある。
○ひとりの発信者の周りに多数の消費者がいる
○お互いに片矢印が向き合う
(現代アートかなにか?)
その何が問題かというと、議論が生まれない、あるいは生まれても良い議論にならないことです。
SNSは好きなことを言えるプラットフォームではあるが、好きなことを言うだけ/聞くだけで満足してしまうプラットフォームでもある。
そもそも議論のためのツールがない
SNSは議論のためのツールではない
SNSでは発信者に報酬が与えられる設計がされている。
発信をすれば返信があり、いいね!がある。つまり、承認欲求が満たされる。だから次々に発信がしたくなる。
ここで、人の話を聞くことに対する報酬はない、というのが問題になる。
○SNSの報酬は『発信すること』にフォーカスしている
○『注目が集まれば』もっと報酬がもらえる
注目が集まるだけでは意味がない
たとえ大量のいいねをもらっても、100万回RTされたとしても、それが良い意見かどうかを示すものではない。
SNSで与えられる数字は『どれだけ注目されたか』だ。
したがってユーザーは良い意見を言う必要がない。重要なのは注目を集めることだ。
するとどうなるか?
いかにセンセーショナルなことを言うか、あるいは大喜利が始まる。
するとどうなるか?
マスメディアが日々ワイドショーでやっていることを、個人レベルでやり始めてしまう。
それじゃダメだ。
発信が増えてうるさくなっただけだ。
じゃあどうするか?
まずは道具が必要
単に発信をするだけではなく、それを人との交流の中で磨いていき(村本さんが坂本さんから情報をもらったように)学んでいく必要がある。
ただ、いきなり「学ぶのが大事だから!学んで!」と言われても、多くの人は困ってしまう。
日常的に勉強をしていると胸を張れる社会人、どれほどいるだろうか。
そういう人たちに、学ぶための道具を配る必要がある。
そこで有名人のパワーですよ
有名人こそ、単に「実はこうなってる!」「真実はこうだった!」「みんなも協力して!」と発信しているだけではダメだ。
どうやってその考えに至ったのか。
どういう勉強をすればいいのか。
そして意見の対立をどうコントロールするのか。
自分がどのように学んだか、どのようにして学んでいくべきかをこそ発信するべきだ。
火を放つのではなく、火を煽るのでもなく、みんなに火を観察させて、一緒に答えを探すコミュニティを作ろう。
世の中を良くするのであれば、煽動家ではなく、教育者であってほしい。
実際に勉強していることが伝わっていれば、同じ道を歩んでくれる人も増えるだろう。
とはいえ
こうやって私が発言をすることも村本さんが発信したからだ。
誰も何も言わなくなるのが最悪だというのは全くそのとおり。
せっかく勉強をしておられるなら、その方法をこそ、広げていきましょう。
ご覧いただきありがとうございます! 知りたい内容などあればご連絡くださいね。