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「わからないことがわからない」時の個人的突破法 (UI Crunch for student 登壇資料)
こちらは、2023年6月26日、UIcrunchに登壇した際の内容です。
私が社会人になって感じた一番の壁は、とにかく「決まっていないことが多い」ということでした。
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これは以前実際にあった話で、先ほどのAIアシスタント機能の始まった時の話です。PMの方と「noteにAIの体験が乗ったら良さそうじゃないですか!」と話していて、私が「いいですね!やりたいですね!」と言います。
これでデザインが一旦スタートします。決まっていないことが多いですよね。
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リリースするかも決まっていない状態からリリースまでにやるべきことはたくさんあります。
たとえば誰がどんな時に使うの?ということをマッピングで具体的にしたりだとか、機能追加を提案するためにラフのuiを作ったりだとか、そこでリリースが決まってからは、UI、仕様、グラフィック、ライティング、告知、メールなど、たくさんのものを作ります。
これらを全てタスクを割り出して、進めて、時には任せて実現させないといけません。
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今回これを3週間でやりました。開発チームはもちろんいて5人ほどのチームでしたがそのうちデザイナー1人で、ほぼ白紙から。
もちろん普段の業務全てがこんなハードさではないですが、結構大変でした
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そこで今回は、こういったわからないことをどのように頑張って乗り越えてきたか、3つに分けてご紹介します。
まず1つ目、「俯瞰して考える」ことにしました。
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先ほど話したような何をすればいいのかわからない状態というのは、このようにもういろんなやった方がいいことや、漠然とした焦りが散らかっている状態だと思います。これは、「何がわからないのかわからない状態」またはパニックと言いますね
こんな時は、2つの俯瞰した目線を持つようにしています。
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STEP1つ目は、段階で考えるということです。
まずはやれそうなことを思いつくだけ書き出して、それを段階で考えてみます。書き出すのがもし難しければ先輩や、友人に頼っても良いと思います。
例えば今回で言うと、大きな施策の目的から、具体的な体験が考えられて、機能要件が割り出され、UIが作られるというふうに粒度があることに気づきます。
こういうふうに考えると整理されるだけでなくて、足りない部分も割り出すことができます。
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そしてSTEP2。時系列で考えてみます。
割り出した工程は何と一緒に進めるべきなのか、そして何につながっていくのか、まとめながらやじるしで繋いでいきます。こうすると何から始めれば良いのかということがわかりますし、
具体的に進めるイメージがつくのでどこで確認しなきゃとか、ここでアドバイス貰ってみようとか、進めるイメージもついていきます。
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次に2つ目、「とりあえず形にする」ことにしました
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今はわからないことがわかった、しかし私がスッキリしただけで、何も決まっていないわけですね。
そこで、とりあえず形にするという動き方が役立ちました。まず先ほどの図を見て、今やるべきことを決めて、かたちにしていきます。
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「形にする」時には、情報収集して、可能性をまとめます。
例えばAI機能のUIを考えるときは、たくさんの可能性がありますよね。チャット形式なのか、noteのエディタに直接書き込まれるのか、生成ツールが立ち上がるのかなど、いろいろ考えられます。
それらを一旦形にすることで、一歩引いた視点で見ることができるので、体験やクオリティを判断しやすくなります。
それから人に見せてアドバイスをもらう、意見を聞くなどしてブラッシュアップすることもできます。
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ここで大事だったのは、自分的な推し案を持つことです。
良いと思うもの、なぜ良いと思うのかを考えておくことで、今は先輩に意見を聞いて決めてしまっても、「こう考えていたけど違った」「先輩とおなじ考えだった!」など学習が進んでいくので、少しずつ自分で判断できるようになると思いました。
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形にすることで、1歩1歩進んでいき、無事ゴールに漕ぎ着けることがなんとか、なんとかできました。
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最後にご機嫌でいるということですね。
これ、私は仕事をする上でモットーにしていて、具体的にいうと「何を言っても、嫌な顔せず前向きに受け入れてくれそう」という人を目指しています。
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こういう人、何が良いかというと、
どんどん情報が集まりますし、意見ももらいやすいですし、先ほどの「とりあえず形にする」動きととても相性が良いんです
こちら意識しながら人に相談できるようになると、自分の能力以上のクオリティを出しやすくなります。
例えば私は言葉を作ることが苦手で、おしゃべりも書くことも苦手なんですけど、UXライティングをPRだったりブランドを見ているチームの人や他プロジェクトのデザイナーの先輩に相談したりします。
正直若手って、一人で何でもかんでも完結するとは思われてないと思うので、人に頼りながらでもまず良いクオリティのアウトプットが出せるようにと思っています。
ただ、こういう姿勢、ちょっと慣れるまでは心がしんどいこともあるので、できなくても徐々に姿勢をオープンにできると後々楽かな、と思います。
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最後にまとめで、
「世の中ふんわりしたことだらけですけど、自分の動き次第で分解できて、端から誠心誠意やっつければ若手でもなんとかなる」ということですね、今回お伝えしたかったことになります。
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ご清聴ありがとうございました!
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