思わぬ不幸でプラマイゼロな話
2日前。いつも通り化粧を終え立ち上がろうとすると足が痺れて右足の甲を捻ってしまった。めちゃくちゃ痛かった。
その日は予定があったのでそのまま家を出る。
腫れと内出血と痛みがひどい。
次の日、予定が昼からだったので病院に行った。
レントゲンを撮って待機。もう予定の待ち合わせの時間には間に合わない。のでちょっとイラついている。
名前を呼ばれ、診察室へ。
医者「どうする?」
担当医は日焼けをした60歳ぐらいの親近感が湧くおじいさん先生だった。
年で目が淡い緑色にとてもきれいに霞んだ目をじっと見た。
医者「どうする?」
もう一度先生は私に尋ねた。
私「・・・え?」どうする?とは?何?
医者「固定する?」
私「・・・今どういう状況ですか?」
医者「骨はねえ、問題ない」
私「ああ」
医者「靭帯だね。昨日の朝捻ってその後何してたの?仕事?」
私「(本当は可愛い子とデートしていたけど)そんな感じです」
医者「仕事何してるの?」
私「(学生だけど)駅前のレストランでバイトしてます」
医者「1週間無理だねえ。料理運べないねえ」
私「はあ(まあやるけど)」
医者「どこのレストラン?」
私「駅の南口のファミマの隣にあるお店です」
看護師「あ、そこ行ったことあります。美味しいですよね。パフェとか」
医者「へえー、パフェ。北口?」
看護師・私「南口です」
なんなんだ、このほんわかタイムは。楽しいけども。
こっちは足痛いし、もう予定間に合わないしで焦ってるのに。
医者「固定するか。
松葉杖とサポーターね。痛み止めと湿布も出しておくから。
1週間後にまた来てね」
私「はい」
・・・と、いうことで松葉杖生活スタートです。が。
2日経って普通に歩けてきてるし、痛み止め効いてて痛くないし。
で、もう用無しの松葉杖。
先生、松葉杖いらなかったよ
6,000円近くのお金が・・・思わぬ出費すぎる。
最近身に余る幸福を感じていたから突然の不幸でプラマイゼロで・・・
うん、まあちょうどいいんじゃない?っていう近況でした。
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