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生まれた時から愛着障害の始まり 5

 高校生の時から愛着障害の症状が出始めた。
希望の高校へ入れたというのに、自分を抑えてしまい、楽しい高校生活にはならなかった。
 共学校だったが、私の商業科は女子だけのクラスだった。
異性を気にすることなく伸び伸びとできるはずだったのに、私は自分が出せなかった。
楽しかった中学時代とは打って変わって、とりたてて思い出もない味気ないものになってしまった。
でも皆勤賞だった。3年間無遅刻、無欠席、無早退 我ながらすごいと思う。
楽しくもない高校生活が皆勤賞なんて、何の意味もない。
それなら、留年ギリギリでも、楽しい思い出いっぱいの高校生活が良かった。
 でも、私は高校時代に自分の進路を見つけた。
そのことに夢中だった。
当時まだ女子は進学校でも、大学や短大に進む人はそう多くなかった時代に、ましてや私は商業科、卒業後はほとんどが就職するという中、私は進学した。クラスの中で進学は私を含め、2人だけだった。
私が選んだ進学先は、東京にある専門学校だった。
自分が学びたい学校に進学できるだけでも超うれしいことなのに、しかも東京! 夢はふくらんだ。



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