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宝くじ10億円が当たっても、教員は辞めないと考える理由。


どうもこんにちは、だらほどこです。

先日、本校に来ていた教育実習生が、4週間の実習を終えました。
私は担当でもなんでもなかったのですが、授業を通して関わりがあったので、ゆっくり話せない代わりに、お手紙を書いて渡しました。

2人いたうちの1人と関わっていたのですが、その子ね、何だか珍しかったんです。
すごくガッツのある子で、自分からよく質問したり子どもに話しかけたりする子でした。
教員になりたくてここまで頑張っているんだなぁ〜というのが伝わってくる。
今ドキ珍しいと感じました。
これまで関わってきた実習生は、とにかくこの4週間が終われば…!
みたいなものがよく伝わってきていたので、とても感心しました。


教員という仕事は、よくブラックだと言われます。
仕事に見合った給料じゃないとも言われますし、世間から見るとこの仕事はあまりよく思われていないのではと感じます。
実際、ブラックだと思います。

先日あった中学校での殺人事件。
あれは、職員の勤務時間前の出来事で、その時間手薄になっていることを児童は分かっていたんでしょうね。
勤務時間前に児童が登校するということに、私もずっと前から違和感を感じていたので、この事件をきっかけとして、何か改善対策してもらえたらと切に願っています。

給料もね。
欲を言えば、もう少しあってもいいのかなとは思いますが、今はそれよりも安定して給料をいただけているし、コロナ禍の影響で厳しい状況の方もいらっしゃると思うことを考えると、ありがたく思うところです。

じゃあなんでこの仕事を続けているのか。
今日はそのことについて書いていこうと思います。


宝くじ10億円当たったとしても、辞めないと思う理由



考えてみたんですよね。
もし年末ジャンボで10億円当たったら、仕事は続けるのか。

私の性格的に、専業主婦は絶対に向かないので働くとは思うんです。
でもおそらく、教員は続けるだろうなと。
他の仕事もしてみたいので、非常勤講師をしながら接客業とかやってみたいですね。


この仕事の1番の魅力だと思うのは、子どもの成長を感じた時

人を応援することが好きだし、頑張っている人をみているだけで感動するので、
そういう点ではこの仕事が合っているんだと思います。
一生懸命に歌う姿とか、精一杯表現する姿。担任の子どもじゃなくても感動します。
そして、応援したくなる。

同僚の先生方と、一緒に仕事をやり遂げることも好きです。
勝手に仲間感が芽生えています(笑)

周りの先生方のいいな〜!と思うところはすぐに盗んで、それを自分のものにして、
自分のレベルが上がっていく感じも好きです。

日々勉強っていう言葉、昔は大っ嫌いでしたが、今では大切な言葉だなとひしひし感じています。

それから、教えるという立場でいるというより、
子ども達の成長をサポートできる立場というところも好きです。
子どもたちが、いかに主体的に学習に遊びに取り組めるか、コーディネーターのような立場で仕事をすることも好きです。
これはなかなか難しいのですが、そこから笑顔が生まれたら、最高の気分を味わえます。


この仕事、定年まで続けられる?



そう聞かれると、正直「はい」とは言い難いです。
なぜなら、環境がどう変わっているか分からないから。

でも、できることなら定年まで続けたい。そう思える仕事です。

採用試験の勉強、働きながらだったのでとても大変でした。
あの時お世話になった先生方のことや、一緒に頑張って乗り越えた同僚のことを思い出すと、簡単には辞められないと、気持ちがぴしっと引き締まります。

何度も辞めようと思いました。特に去年は。

だけど、どの仕事もそうだと思いますが、1人でやっているわけじゃないんですよね。
支えてくれる家族、一緒に働く同僚、子どもの教育を共に見守る保護者。
だからこそ、私は今日まで何とか頑張ってこられたんだと思います。

いろんな人の支えがあって今がある。
それを実感できるのも、この仕事のおかげです。


実習生に、少しでも思いが伝わればいいなぁと思いながら書いた手紙にも、同じようなことを書きました。
押し付けがましくなってないといいな(汗)


定年まで現役担任でいられるよう、これからも、ほどほどにぼちぼちと頑張ります。


それでは、また。

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