私の視える世界−キッカケ編−

視えてるんだと気付いたキッカケ

私は生まれつき所謂人が見えてはいないものが見えていました。
色んな人に「そんなの見えてたら日々退屈しなさそう!」と言われますが、生まれ付きこのままの人間からすると本当にそんな事はなく、一つの景色として理解しているので普通に退屈もするし、一つ一つにドキドキしたりもしません。
私にとってその見えている生活は日常です。
もちろん、「すごい!!」と思うような物や「うわぁ、、、嫌な物見ちゃった、、、。」というような特異な物も見た事はあります。
でもそれは他の人が例えば初めて絶景を見た時、見たくもない汚い物を見た時と同じような気持ちだと思います。
そんな風に見えていない物を「普通」として捉えて生きてきてしまったので自分に少し不思議な力があるのに初めて違和感を感じたのは16歳の頃でした。

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