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停滞と変容

コンビニおにぎりの海苔を巻くのが下手なのは手順をよく見ないまま適当に巻いているからだと思っていたけれど、ちゃんと見たら手順は合っていた。つまり単に不器用ということか。薄々気付いていた。

年度末年度始めは毎年怒涛のように忙しいけれど、上の入れ替わりがあるので今年は尚更慌ただしかった気がする。去年も入れ替えだったのになんで一年で入れ替えてしまうのか。

この時期は美容だなんだとか言っている場合ではないし何よりも睡眠時間の確保が大事と思いながら毎日髪を振り乱してあちこち走り回り働いていますが、このたび異動される課長が一緒に写真撮ろうねと言うので今日は久しぶりに睫毛を仕上げました。ちょっとだけそれっぽくなった韓国風巻き髪は駅に向かいながら走る間に崩れてしまったのでなかったことにします。

慌ただしい日々の中で送別だなんだとちょっとだけ仕事の手が止まる。そんな今年度最終日。朝から東京事変が沁みる。

忙しいし大して書きたいこともないくせになぜnoteを書こうと思ったかというと、昨年も年度末に記事を書いていたから。https://note.com/ayp_note/n/ned542b19631c

アドレナリンの出が悪くて年度末を乗り切るのが辛いと書いていたけれど、今年も同じような感じでこの日を迎えてしまったので、これはもしかして年齢を重ねたことによるもので、この先少しずつ減りゆくものなのではないかと危惧している。厳しいな三十代。

ただ、それと同時に、仕事も昔よりは覚えて、世の働き方も少しずつ変わり、がむしゃらに次々と目の前に降りかかることを消化するようにひたすら動くような、社会人五年目くらいまでのような働き方をすることはもう二度とないんじゃないかとも思う。

身体も変わっていくけれど、同時に他のことも色々と変わっていくんだな。

今年度を振り返ると、たびたび「停滞」と口にしていたとおり、真新しい仕事も特にないな…という感じだったけれど、冒頭にちらっと書いたようにこの一年で自分の上が全員入れ替わったりしていて、ずっと停滞しているつもりだったけど、実は様々な変化を受け入れてここまできたのではないかとも思いました。

最初はぎこちなかった人とも、一年間、週40時間も同じ空間にいれば、気がつけば日常会話をするようになり、なんてないことで笑い、別れを惜しむようになる。

度々思うけれど、年齢も性別もバックグラウンドも異なるような人間たちが一つに押し込められて平日ほとんどの時間を共にするのだから会社というのはすごい場所だ。

本来の私はあまり変化や刺激を好む人間ではないのだけれど、「社会人」としてはそうも言っていられない。次年度はどんな変化を受け入れて、一年後の私がこれを読んだときに何を思うのか楽しみだな。

社会の荒波に揉まれる皆様、一年間お疲れさまでした!最終日、頑張っていきましょう。

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