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#7

天国という、人生に幕を閉じた後次に向かう場所があるなら、そこに会いたい人達がいる。

もしあるのなら、わたしがそこに辿り着く頃、自分の魂はどんな姿をしているのだろうか。
会いたい人に会えても、相手の目にどんな風に映るのだろう。もし出来るのなら、
ばあちゃん達の前では可愛い孫で、
恩師の前ではお世話になった学生の姿で、
友達の前では最後に会った姿で、
自分がその相手に映りたいと願う姿で会いたい。


大好きだと思う存在とは、生きている間沢山、一緒に過ごしたいと思う。
先日退院したばかりの祖父達に会いに、連休を捻じ込んだ。顔を見て直接言葉を交わして、何をするでもなくただ同じ空間で過ごしたこの休みの期間、とても満たされた。

次に会う時は、記憶が無いかもしれない。あんまり来るのが遅いと写真(遺影)かなぁ〜とぼやく祖父に、どんな姿になってても絶対また遊びに来るからさ、と言葉を返した。

大事な人は、遠慮せずに大事にすること
優しさにはいろんな形があること
大事な人の大切な存在は、大切にしていたいこと

自分の日々の暮らしでぼんやりと感じ始めていた事達が、この連休中に鮮やかになってきた。

今の自分の心の状態は納得がいく、と思えるようなクリアな精神状態で過ごせて幸せな時間。
幼少期から沢山可愛がってくれた叔母、
人懐っこく素直な従兄弟、
厳しくて優しい、真っ直ぐで竹を割ったような性格の祖父、
そっと側にいてくれる、優しくて聡明な祖母、

住む街が遠いので会える頻度は少ないけれど、
いつも幸せでいて下さい。

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