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【指示】と【指導】ってどうやるの?!

noteをひらいてくださってありがとうございます😊

今回は、私がずっと悩んでた出来事についてのお話です。

《目次》
・鬼ごっこ
・さて、どう屋内に移動する?
・アプローチを変えてみる
・後に残る不安と悩み
・学校の中でしか生きられない子どもたち(まとめ)


鬼ごっこ

時は遡って2年前、私が大学2年生だったときのことです。その日、特別支援学校で小学部1年生2人と一緒に過ごしていました。

とても天真爛漫な子たちで、よく休み時間に3人で鬼ごっこをしていました笑        (「鬼ごっこしようよ!」って誰かが言ってスタートではなく、2人の子のうちどちらかがニッコニコしながら急に走り去っていくのが合図でした笑 そして私が毎回鬼の役でした笑)

その鬼ごっこをいつものようにしていたときのことです。いつも通りなら、屋内の広間で鬼ごっこをするのに、2人は屋外に全力ダッシュで逃げていったんです。

この時間は屋外には出てはいけません。ですので他の児童生徒は屋外にはいませんでしたし、先生方も誰一人いませんでした。

そんなルールはお構いなしに屋外のブランコ(校庭の中)までたどり着いた2人。「やったー!ブランコー!」とキャッキャしています。

さて、どう屋内に移動する?

うわぁ、どうしよう、どうする?大人は私1人しかいない。先生方に助けを求めたくても声は届かない。私1人でなんとかするしかない。

でも…ブランコに夢中になってる…うううん…じゃあ…「ダメなものはダメ」と言ってから戻るよう促してみよう…

私「ブランコ"少しだけ"したら教室戻りますよ!
2人「はーい!」 
しばらくして…                                                    
私「そろそろ教室戻るよ!」         
2人(無視してブランコ)

なんでえぇぇぇえ!!!!!戻るって言ったじゃーん😂😂😂

今思えば、「少しだけ」という抽象的な指示&視覚的に示すものが無い(タイマーとか)、これは2人には伝わりづらいものだったなあ。それか、2人にとってみれば、まだまだ「少しだけ」には届かないくらい短かったんだろうなと。

アプローチを変えてみる

こりゃあ、いつまでブランコに乗ってるかわからないなぁ。飽きるまでって際限ないからなぁ。アプローチの仕方を変えてみるしかない…

と、ここで思いついたのが【注意や興味を他のものに移す】こと。

私「◯◯さん!△△さん!誰が早く教室に着けるか競争しようよ!」              
2人(ブランコから降りて準備OK!)                    
私「よーーーい…ドン!」          
3人で全力疾走🏃‍♀️🏃‍♀️🏃‍♀️

…とこんな感じで、とりあえずは屋内に戻ることができたのでした

後に残る不安と悩み

さて、屋内に戻ったはいいが…不安と悩みがつきまといました

①どんな指導をすれば良かっただろう    
②この子たちが将来自力で生きていくためにどう言葉がけすべきだったんだろう

①どんな指導をすれば良かっただろう    「ダメなものはダメ」と伝えたけど、いまいち響いてない様子だった。あの場面では何が正しかったんだろう。

②この子たちが将来自力で生きていくためにどう言葉がけ(指示)すべきだったんだろう   
将来、この子たちが大人になる時は、もちろん先生はいないし私もいない…ってなったときに、この子たちが自分で時間を管理したり、それが苦手なら自分から誰かにお願いしたり…

そうやって生きていかなきゃいけない社会に耐えうるだけのスキルを、この子たちが身につけるにはどうしたら良かったのか…「まだ小学部1年生だから!少しずつやっていけばいいんだよ」ってことなのか…

学校の中でしか生きられない子どもたち

今考えてみても、何があの子たちにとっての最適解だったのか分かりません。「あのとき私は絵カードの1つも持ってなかったしなあ」と考えている時点で、めちゃくちゃ道具に頼った支援ありきというか、【学校の中でしか生きられない子どもたち】を育ててしまっているんじゃないかと思ってしまう。

それはとても危険なこと。後に子どもたちを必要以上に苦しめるだろうから。

私はあのときどうすれば良かったんだろう。
未だに悩んでいます。

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ここまで読んでくださってありがとうございました〜!もし、「こうすれば良かったんじゃない?!」とかご感想等々ありましたら、ぜひ教えてください〜😂✨



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