真実はいつも一つかもしれないが口にするかはまた別である
幼少期に「自分がされて嫌なことは人にしちゃいけません」という教育を受けることがあるけれど、あれ本当にやめた方がいいと思う。この説を信じたばっかりに、私は二十数年に渡って大事故をたくさん起こしてきた。
どうやら私には、真実至上主義みたいなところがある。核心をついた事実(のようなもの)を探すのが大好きで、自分のことでも他人のことでもそれ以外のことでも、もし見つかればその場の空気にかかわらず嬉々として話してしまう。
学生の頃は、そういう『正しいかもしれないけど言わんでいいこと』を