モラハラ彼氏 再び

もうお前といたくないんだよ!
帰れ!
帰れよ!

せっかくの旅行先
これからホテルにチェックインするという駐車場での怒号

わたしは居たたまれなく
キャリーを引き、あてもない旅先の観光地へ向かうしかありませんでした。

駅前にスタバがあったので
いったん入りました。

さて、、どうしようか、、

もう今回ばかりは許してはくれないだろうな。
こんな旅先で最後を
迎えることになるとは、、

東京行きの夜行バス。
近くの空港まで行って東京まで行くか、、、

スマホの充電が減っていく
充電器の充電もない
コンビニで充電器を購入した

やっぱりわたしはバカだ
彼に連絡を入れたんだ。

数分話しをし、、「戻ってこい」ホテルに戻るわたしは滑稽そのもの。

真っ暗な坂道をキャリーを引く音が響く。
足取りは重く、気持ちは沈むばかり。

コンコンとドアを叩く
数回のノック 彼がドアを開ける
わたしの顔を見る彼は不機嫌だ。

数十分間、無言

戻ってきたことを後悔してきた
この無言の時間
無言の中の空気
彼からピリピリイライラが伝わり
心臓に刺さる。

数分後、、
「お前なぁー、さっきの態度は何なんだよ!」

地獄の攻撃がはじまった。