カナダ学校記録+近況報告

こんにちは。お久しぶりです。
10月ももうすぐ終わりますね。皆様いかがお過ごしでしょうか。わたしは元気にやっております。カナダに来てもうすぐ120日が経とうとしているようです。あっという間です。残りの時間も有意義に使っていきたいと思いながら、最近は学校を卒業したはずみでだらだら過ごしております。もう少しだけ休んだらまた予定をたくさん入れていきたいと思います。

さて本日は、先月までの約半年間で卒業した4つのコースと2つの実習期間について書いていきます。これから海外で学校に通いたいと思っている方や、他言語の勉強をされている方、またTESOLに興味がある方に参考になれば幸いです。

EPE

カナダに到着してから1ヶ月間はこのEPEという授業を受けていました。わたしはほんの最近までずっと語学学校(以下ESL)だと思っていたのですが、それとは全く訳が違うものです。ちゃんと下調べはしましょう。
じゃあEPEってなんなの?という話になるのですが、University Pathway Programと言いまして、まあ簡単に言えば、英語圏の大学進学を目指す人のためのコースなわけです。なんでEPEを受講することになったのかという話はさておき、必要とされる英語力が当たり前に高いのでわたしは受講中ずっとヒーヒーいうておりました。でもわたしがその時持ち合わせていた英語の知識で補いきれないものって、間違いなくわたしが今まで逃げてきたレベルでもあったので、せっかくカナダまで来たんだからここで逃げちゃいかん!と、自分を奮い立たせて勉強しておりました。
先生もたった1人のクラスメイトも本当にいい人たちで、1人だけちんぷんかんぷんなわたしをたくさんサポートしてくれました。ただ、2人しか生徒がいなかったのでわたしが発言するまで永遠に待たれたり、静かな教室でディスカッションをしたりするのは本当に大変でした。振り返ってみるとかなり力になる経験ではありましたが、そのころはそんなことを考える余裕もなく、一日一日の授業を理解して消化するのに精一杯だったと思います。
特に大変だったのはwritingで、日本語でもそんなに書いたことないよーという語数のエッセイを、2週間に1回ほど書かされていたことです。結構もうやりたくないですが、もう1人のクラスメイトと2人で頭を抱えたり、朝8時くらいから一緒に教室で課題をやったのは今思えば青春です。
少人数のクラスで良かった点もあります。生徒の発言回数が増えることです。その頃まだカナダの教室に慣れていなかったわたしは授業中ありえないくらい静かで無表情だったので何度も「分からないんならそう言ってよ!」とか、「分かったなら分かったっていう顔をしてよ!」とかまあ色々言われていましたが、徐々に質問や発言が増えていきました。生徒がたくさん発言することは先生に理解度が伝わることにもなりますし、単語のチョイスや文法がおかしかったらその都度直してもらえますし、何より教室が明るくなります!!2人しかいないのに黙りこくってた前半2週間を取り返すべく、後半は頑張ってたくさん話すようにしていた記憶です。実際、この後受講したTESOLでこの新しい授業態度はめちゃめちゃ役に立ちました。

TESOL for Certificate

ついに始まったぜ、、!かかってこい!TESOL!!
意気揚々と受講を始めたこちらのコース。耳馴染みのない方に簡単にご説明させていただきます。まずコース名のTESOLはTeaching English to Speakers of Other Languagesの略でして、要は、英語を母語としない人たちのための英語の教授法を学べるコースになっています。
わたし自身英語の先生になるということが人生の最大な目標ではないので、取っておいても損はないんじゃない?みたいなノリで受けましたが、まあ情熱がなければないほどしんどいコースだと思いました。わたしはたまたま第二言語取得や教育に関心があったので最後まで楽しく受講できましたが、想像の100倍ガチ勢だと思って望んだ方がいいです。本当に。
何がそんなにしんどかったの?って話になると思うのですが、とにかく課題が、大変でした。まあリーディングの課題が多い点については大変な人とそうでない人に分かれると思います。わたしは高校の頃から培ってきた経験があったので後者に分類された運のいいタイプでした。一番大変だったのが毎週あったプレゼンです(プレゼンというか模擬授業)。TESOLにはミニレッスンとマイクロティーチングという2種類の模擬授業がありまして、わたしはこやつらに大変苦しめられてきました。ミニレッスンは10〜15分程度の短いもので、ちょっとしたゲームや本の読み聞かせなどがありました。簡単そうに聞こえるかもしれませんが、授業で習った順序やカバーしなければいけない点などを考えながら準備をして、必要であればホワイトボードやパワポも活用しないといけないので地味に嫌でした。この準備が結構時間かかるわけですよ。英語だから。
マイクロティーチングはこれより2倍ほど大変な、長めの模擬授業になります。1人に与えられる授業時間はクラスの大きさによって変わります。わたしは短いもので35分だったかな?一番長くて50分くらいだったと思います。マイクロティーチングの厄介なところは、先生にレッスンプランを提出するところです。このレッスンプランが本当に、、、もう書きたくない、、、。
多分目で見てもらった方が早いのでわたしのレッスンプランをここにデカデカと載せたいところですが、先生の作ったフォーマットはフリー素材では無いので、、頑張って言葉で説明してみます。
まず一番上に自分の名前、授業日、生徒の人数、レベルなどを書きます。その下には授業の目的、仮説(生徒はこれを知ってるはずなのでこのアクティビティが楽しいはずだ、的なやつ)、起こりうる問題と解決策、教師個人の目標などをそれぞれ3つから4つずつ書いていきます。これがあまりにも普通すぎると評価に響くので、より具体的に書くことがミソとなります。最初の頃はマジで頭真っ白でしたが、書けば書くほどほど慣れますし、アイデアもすぐ浮かぶようになるのでご心配なく。
その下のメインとなる部分には授業で何をするかをめちゃめちゃ細かく書いていきます。自分しか見ないんだから箇条書きでいいじゃないか!と言いたいところですが、もしものことがあって他の先生が代わりに授業をする場合を想定し、誰が読んでも何をするのかわかるプランでなければいけないとのことでした。理にかなってますよね。本当にだるいコースですが、やらされる大体のことに意味や理由があって、わたしはそのほとんどを理解できたので大人しく従っていました。
授業内容の下にはcontingency planというイレギュラーが起こった場合の対処法も書きます。時間があまりすぎた場合となさすぎた場合の両方です。この部分を削る、とか、ディスカッションの質問を増やす、とか、そんな感じです。軽い部分ではありますがここもまあ慣れるまで時間がかかります。そしてもちろんこれにも具体性が求められます。
そしてマイクロティーチングの数日前にはこのレッスンプランを提出して先生と話し合いをする時間があります。プラン自体は60分の想定で作るので実際の授業でどこを削るのか決めたり、シンプルに英語を直されたり、この教え方って本当に効果的なの?もうちょっとこうした方が良くない?ここもうちょっと具体的に書ける?などと突っ込まれたり、、。この会話ももちろん全て英語ですので、自分が言いたいことをスッと英語で言える力はある程度必要かなと思います。マイクロティーチングはざっとこんな感じです。
しんどいと言いつつも内容は本当に興味深いものばかりで、先生から学んだこともたくさんありました。軽いノリで受講をおすすめできるコースではありませんが、有意義なものであることには間違い無いです。英語を学ぶことが目的のコースではありませんが、確実に力にはなります。

TESOL for Children

TESOLとはなんぞや?を学べる4週間が終わり、次は子供向けの英語教授法を学ぶTESOL for Children(以下チルドレン)が始まりました。個人的にはこの座学が一番楽しかったです。同時に一番大変でもありました。
教え方というよりは教室内で幼い生徒たちをどう扱うのか、この年齢の子供たちはこんな感じ、グループ分けの仕方、叱り方と褒め方、喧嘩の止め方(このロールプレイが本当に楽しかった)など、行動心理学みたいな内容でした。ゲームとか歌とか絵を描くことも多くて、毎日楽しかったです。あ、言及するのを忘れてましたがTESOLには模擬授業の他に筆記の試験もあります。それもまあ普通に大変だったのですが、チルドレンのテストは中でも特に大変でした。もうとにかく覚えることが多くて、クラスメイトとひいひい言いながら勉強していました。
少し話は逸れてしまいますが、わたしはこのコースを受講し始めたタイミングでシェアハウスに引っ越してバイトも始めたので、慣れない環境の中課題や発表に追われるのが本当にきつかったです。特に3週目はスケジュール変えたほうがいいんじゃない?と思うほどやばくて、わたしの記憶が正しければ発表が2〜3個と筆記のテストとレッスンプランの提出がありました。わたしはそれもやりながら平日は月水金と夜遅くまで働いていて、しかもご飯も自分で作らなければいけなかったので3週目の金曜日に心のバランスを崩してバイト帰りのバスでありえないくらい泣きました。当時は一日一日を必死に生きていたので息をつく余裕もなかったのかなと思います。タイムスリップして代わりにバイト出てあげたり課題手伝ってあげたりしたいです。
レッスンプランとパワポと授業で使うワークシートの準備が終わらず、バイト終わりに徹夜して模擬授業に臨んだ日もありました。
まあ紆余曲折ありながらも愉快なクラスメイトと楽しく受講しまして、卒業の2日後にはPracticumという実習期間が始まりました。

TESOL for Children with Practicum

実習先は通っていた学校の姉妹校、の隣にある子供だけが通うサマースクールみたいなところでした。わたしの担当したクラスは11〜12歳のクラスで、国籍はブラジル人、台湾人、韓国人が多かったです。コースの長さや始まるタイミングがそれぞれバラバラで、毎週金曜日には何人かが卒業して、次の月曜に新しい生徒が来るというシステムでした。そのため、4週間の間に4回ずつ自己紹介をし、カナダの国旗にメッセージを書いて卒業生を見送るというなんとも慌ただしい時間を過ごしました。色々な国から来ている子供達とたくさん関われたことはかけがえのない思い出になりましたし、今まで生きてきた中で一番「一期一会」を強く感じた期間でもありました。
ただ一つだけ言うとしたら、毎日子供たちにエネルギーを吸い取られすぎて週に4回は寝坊してました。今思い返してもあんなに寝坊した期間はこの実習期間だけなので、子供の相手をするのには体力が必要なんだなと思いました。全世界の小さい子供たちを相手にした仕事に携わっている方々には頭が上がりません。
毎週水曜日には忘れもしないフィールドトリップという校外学習がありまして、ここでもまたわたしはエネルギーを吸い取られていました。1回目のフィールドトリップではその時クラスにいた6人くらいの男の子をなぜか全任せされ、みんな汗だくになるほどはしゃぐし、ちょっと目を話した隙に列に横入りしたり遠くに行ったりするので統率を取るのが大変でした。この日わたしは間違いなくバンクーバーに来て一番大きい声を出したと思います。これも余談になりますが、フィールドトリップが終わりいざ学校に帰るぞとなったタイミングで、髪の毛がおでこにべったりつくくらい汗をかいた少年が「次来た時にはもっと落ち着いて周りたいな」と言ってきまして、普通に「こっちのセリフです。」と日本語で言いそうになったのを飲み込み、仏のような顔で微笑み返したのを覚えています。
これも一応授業の一環ですので、携帯の使用とか英語以外の言葉を喋ってるとか、クラスルール違反についても注意しないといけませんでした。当たり前にこれらも全て英語で行われます。というか、英語しか共通言語がなかったのでルール云々というよりかは他に手段がないので英語を使っていたという感じです。カナダに来て半年が経ちましたが、この実習期間が一番英語をスムーズに話せていたと思います。この頃くらいにレベルを戻したいです。
また、担当してくださった先生にもたくさんお世話になりました。し、数え切れないほど本当にたくさんのことを学びました。この頃は限界すぎて毎日スニッカーズやポテチを主食として食べるというありえない食生活を送っていたのですが、そんなわたしを見かねて食べ物とかもたくさん与えてくれました。わたしも誰かに対してそうでありたいです。最後わたしが卒業するときにはみんなで撮った写真を印刷したものや生徒たちからの寄せ書きもプレゼントしてくれました。あとケーキもくれました。「バンクーバーで英語の先生になりたかったら学校紹介できるからいつでも言ってね」とも言ってくれて、マジで大好きです(語彙力)。帰国前に挨拶に伺えたらなと思っています。
とにかく、大変だったけどすごく楽しくて、思い出もいっぱいできた実習期間でした。他の実習生と学校の狭い部屋でお昼食べながらお互いを労ったり、みんなでレポートに追われたのも全部いい思い出です。模擬授業も3回ほどやりまして、初めて授業を楽しく思えたし、自信もついた良い経験となりました。

TESOL for Teens & Adults

ついに最後の砦まで来ました、、TESOL for Teens & Adults(以下T&A)です、、!もうチルドレンの説明したからいらないですよね、10代〜大人向けの英語教授法を学べるコースになっております。座学の内容は個人的にそこまで面白くなかったですが、TESOLなので的は得ていました(急に上から)。
他の2つのコースと違った点は、教科書の内容に関する筆記試験がないところです。その代わりにTKT(Teaching Knowledge Test)という試験の模擬テストみたいなのを4週間の間で確か3回ほど受けていました。毎日ここからここまで読んできてね〜とTKTの教科書のチャプターを割り振られるのでそれを読んで先生に質問をすることと模擬授業の準備が主な課題でした。無論わたしはバイトのせいでそんなもの読む時間も体力もなかったので後半半分は読んでいませんでした。でも、読まなくても予想で結構解けるものなのでこれから受講する方はそこまで心配する必要ないかなと思います。
ちなみに、チルドレンで地獄を見たせいでT&A、楽じゃね?と思ってしまい余裕をぶっこき、朝まで半泣きでレッスンプランを作った日があったのでこのコースも地味に油断禁物です。
あとこれも特例ですが、最初の1週間先生が休暇をとっていたので違う学校から代理の先生が来ていまして、その先生が文字通り何も教えてくれなかったのでわたしたちはかなりの時間を無駄にすることになりました。それを学校側に言えたのがその週の金曜日で、次の週休暇から帰ってきた元の先生がスケジュールを変更せざるを得なくなってしまいました。わたしはもっと早い段階で学校側に意見を言えばよかったなあと、いまだに後悔しています。生徒が立ち上がったとき、カナダの学校は日本よりも柔軟に対応してくれると思います。真っ当な不平不満はどんどん声に出していこう!と思うようになった出来事でした。ちなみにそのあと、学校側が「あんな代理を送り込んでごめんね」ということでピザパーティーを開いてくれました。全体的に軽くていいなあと思いました。
T&Aといえば、外部の人も見ることができる一大イベント、サイエンスフェアというものがあります。レッスンプランの提出がないのが唯一の救いなのですが、これまた準備が大変でした。サイエンスフェアはその名の通り理科に関するもので、人の前で説明とかをしながら実験をするというイベントです。
まずは「理科とは何ぞや」「なぜ理科を教えるのか」みたいなとこから学んで、そのあとは馴染みのない実験用語を簡単な英語に言い換えて図とかを使いながら説明するという練習をしました。
その次は先生が用意した実験リストの中から1人ずつやりたいものを選びます。わたしはEPEを受講していたときに見る側として参加したサイエンスフェアで見た、片栗粉と水を混ぜて、強い衝撃を与えたら固くなりますねーみたいなやつ(ダイラタンシー現象)が面白かったので他のやつを見もせずそれを選びました。
全員なんの実験をするか決まった後は実践編に入ります。先生が材料を全部用意してくれるので、実験が成功するか確かめます。
次に実験に必要なポスターを作成したのですが、これまた作るのが本当に大変でして、、かなり思い出深いので日本に持って帰ることに決めました。みんなで放課後残って紙を切り貼りしたのはいい思い出です。
ポスター作成段階でも、先生が何回かお手本を見せてくれるので見ようみまねで練習に入ります。レッスンプランなしなので、カンペもなしです(一応ノートに流れだけはメモしてた)。しかもなんか普通にやるだけじゃなくて、お客さんの名前聞いて「バンクーバーに来てどれくらいなの?」とか「理科は好き?」とか質問も投げかけないといけませんでした。わたしはフリートーク苦手人間なのでこの2つの質問で当日の1時間半くらいを耐え抜きました。実験を始める前にも、ポスターに書いてある実験の目的をお客さんに読んでもらったり、結果を予想してもらったり、実際にやってもらってどうなったか説明してもらったり、、超参加型のイベントなので見る側もエネルギーが要ります。まあ一方的に訳のわからないことを話されるよりは楽しいし記憶にも残りますよね。準備期間はお先真っ暗だーと思っていましたが、当日はあっという間に終わってしまったほど終始楽しくて、先生の評価もTESOLでやった全ての模擬授業の中で一番よかったです。ここまで頑張ってきた自分が誇らしかったし、思い残すことなく最後の座学を終えられてよかったと思いました。

TESOL for Teens & Adults with Practicum

カナダに来て2回目となる実習期間です。わたしはチルドレンで良い思い出ができたのでこの実習にも胸を躍らせていました。しかし現実はそう甘くありません。この実習期間は精神的に一番ハードで、とっても長い4週間となりました。
何が起こったかというと、実習先の学校がダメダメだったのです。学校としてというよりかは、実習先に向かない学校だったという表現が正しいかと思います。これは誰の落ち度でもなく、単にその学校が実習生の受け入れに慣れていないからわたしがそう感じたのかなと思います。先生方個人を攻撃したいわけでもないし、学校自体を馬鹿にしたいわけでもありません。ただ、一実習生として、ここで4種間を無駄にするのかあ、と感じたのが正直な感想です。具体的なことは書かないけど、まあ色々ありました。
実習2週目の木曜日、TESOLの先生とお話しできる機会があったので、顔を合わせるや否や「わたし言いたいこといっぱいある!」と言い、1週間半で起こった出来事やわたしが感じたことを全て正直に話しました。これは以前までのわたしであれば到底できないことだったと思います。なぜできたのかというと、T&Aの1週目で代理の先生について言いたいことがあったのにも関わらず勇気が出せず、最初の1週間を無駄にしてしまったことが後悔としてずっと心の奥にこべりついていたからです。過去を振り返ってあのときもっとこうしていれば、、と思いつづけるのが嫌だったので、ダメ元でも何かしらしてみよう!と思えました。
ちなみにこれはわたし1人の考えではなく、一緒に住んでいるおうちの人の助言も大きかったです。リビングで顔を合わせたときにはわたしの話を聞いてくれるのですが、T&Aのクソ代理について不平不満をこぼした時も「何それ!あなたがボスでお客さんなんだから学校に堂々と言って良いのよ!」と言ってくれていました。それに対してわたしは「でもそれって失礼じゃないすかね、、」と返したのですが、「日本ではそうかもしれないけどここはカナダだから大丈夫」と言ってくれまして。そこで「常にわたしがボス」精神を教わったことも相まって、TESOLの先生に「それは大変だったね、担当の先生変えてもらう?」と聞かれた時、何の迷いもなく「学校自体を変えていただきたいです!」と言うことができました。これは流石にわたしの母親もびっくりな特大クレームだったのですが、当時「自分がボス」モードに入っていたわたしに怖いものなどなかったのです。
とは言いつつも、実際に求めていたのは実習先の変更というより、わたしが勇気を持って行動を起こした場合周りはどう変化するのか、を知ることでした。別にこのあと環境の変化がなくたっていい。ただ、何もしないよりは何かしてみたほうがいいんじゃないか、と思ったのです(かっこよく聞こえますがOral Interviewという実習の評価にも入る時間のほとんどをクレームに使っただけです)。
先生の答えは、「わかった、残りの1週間半実習生を受け入れてくれる学校探してみるね。来週メールすっからね。」でした。そして次の週の水曜日、わたしが実習先で1回目の模擬授業を終えた日に先生から「新しい実習先について」というメールが届きました。しかも「明日から新しい学校やで」とのことで、急すぎるだろと思いつつも、仕事の早さに感謝しました。余談ですが、このメールを受け取ったのは学校をもう出てしまった後だったので、担当してくださっていた先生に「直接言えずにすみません。短い間でしたがお世話になりました。」という旨のメールを送ったのですが、普通に無視されました(苦笑)。
2つ目の実習先についても書き始めたらキリがないのですが、飛び入りで現れた実習生にも皆さんとても親切にしてくださり、学校自体の雰囲気もよかったし、先生からもたくさんのことを学ぶことができました。ある生徒さんによると先生方全員が素晴らしいわけではない、とのことでしたが、、、。ともかく、わたしが見た限りではいい学校だったので、声を挙げてよかったと思ったし、今後の実習生にとってもわたしの行動は無駄ではなかったなと思いました。
イレギュラーではありましたし最初から望んでいた状況ではなかったですが、4週間という短い期間の中で2つのESLを観察することができたというのもわたしにとってはすごく意味のある経験になりました。

まとめ

かなりざっくりではありましたが、思い出せる限りのことを全て文字に起こしてみました。4月の真ん中から9月いっぱいまで、、一度には思い出せないほどほんとうにたくさんのことがありました。一生懸命やろうとしすぎて落ち込んだり、失敗して自信を失ったり、模擬授業のあとトイレで大泣きしたり、バイト先の人に当たったり(皆さん本当にすいませんでした)、病みすぎてありとあらゆるSNSアカウントからログアウトしたり、、、。思い出してみると全体的に満身創痍でしたが、周りの人に助けてもらいながら人間として大きく成長できた半年間だったのではないかと思います。実習期間の1回の欠席(起きたら授業始まる時間だった)以外は一度も休まず学校に通っていたのもえらいなと思っています。運動はできないけどこの根性だけは運動部向きですね。今後色々な面で活かしていきたいな。あと普通にやばすぎる食生活を送ってたのに一度も体調崩さなかったのもありがたかったです。無理させてごめんよ、わたしの体。学校を休まず通えるくらい元気でいてくれてありがとう。美味しくて健康的なものいっぱい食べて、ちゃんと寝るからね。
学校に通っている期間は心の余裕がなかったので周りにいる皆さんにもたくさんご迷惑をおかけしました。それと同じくらい助けてもらっていたのに、プライドが邪魔をしてしっかり感謝を伝えられずすみません。この恩は、言動と労働で返していきます(主にバイト先の皆さん)。
こんなに長い文章を最後まで読んでくれているそこのあなたにも、ビッグな感謝と愛を伝えたいです。わたしは決して立派な人間ではないですが、この話をシェアすることで少しでも何かの役に立ったり、誰かの背中を押すきっかけになれば幸いです。お疲れわたし。ありがとうみんな。いい経験だったね!!!!!!!(雑!)

近況報告

9月いっぱいで学校は終わって、じゃあ最近は何してるの?という話をしていきたいと思います。
10月に入ってからは、毎日早起きをしなくてもいいということ、午前中に洗濯や買い物ができるということ、インスタント麺などに頼らなくてもいいほど料理をする時間があるということに日々心を躍らせています。野菜や調味料を買い揃え、作れるときにはちゃんと料理を作って食べています。オムライスとかポトフとか、ジャーマンポテトとか。料理が得意なわけではないですが、簡単なものをちょこちょこ作るなどして毎日頑張っています。もうスニッカーズとポテチを主食にはしていないので安心してください。週4とかで食べていたパスタに関しては、最近レンジで麺を茹でられるやつを買ってしまったのでまだ依存しています。昨日も麺を2キロくらい買ってきました。へへ。
あとは、今まで時間が取れずできなかったことも色々やりました。手続きとか、溜まりに溜まったプリント類の整理とか、部屋の片付けとか。毎日アラームをかける必要がないのも、3〜4日後の心配をしなくてもいいのも、全部が超ハッピーで、そんなゆるい生活を送っております。
ただ暇すぎるのも善し悪しでして、わたしは予定がないと部屋に引きこもって一日中YouTubeやネトフリを見たりツイッター(意地でもXとは呼ばないよ)をパトロールしたりもう絵に描いたような廃人と化してしまう人間です。この前はスクリーンタイムが15時間とかでドン引きしました。あれ、わたしじゃないと思います。バイト先の友達がほとんど毎朝早起きをしてカフェなどに行って勉強しているのを見習い、わたしも最近図書館に通い始めました。バンクーバーに住所があれば市民図書館でカードを作ることができまして、最近やっとそのカードをゲットしたので洋書を借りてちまちま読むなどしています。海外ドラマとかも観ないし洋楽もあまり聴かないわたしにとって読書は良いインプット元です。本当はバイトをもう一つ増やしたいと思っているのですが、VISAの関係で今から雇ってくれるところは少なそうなので、ちょっと保留中です。何かを強いられてない状況で頑張るのって以外に難しいですね。この前見た仮釈放された人のドキュメンタリーで、「刑務所ではルール違反をしたら注意されるけど、ここではそれがないから何をしていいのかわからない」と言っていた男性のことを思い出しました(例えが重すぎる)。わたしも今、あまりの自由さと膨大な隙間時間に頭を抱えているところです。意味のあることをしたいけど、何かにもともと意味があるのではなく、自分が意味を見出さなくてはいけないのでは、、?とやたら難しく考えたりもしています。まああの、要は、帰国まで残りわずかなので、1日1日を無駄にしたくないなと思っているだけです。ここにきてまで引きこもりニートで終わりたくないなと、思っているだけです。
最近のアテクシはこんな感じです。インスタやツイッター(意地でもXとは呼ばないよ)をフォローしてくださっている方はわかると思いますが、それなりに元気にやっています。アイドルも思う存分吸ってるのでね、毎日ほんとに楽しいですよ。帰国までにやりたいことをリストアップしてあるので、それを全部達成してから帰るのが今のささやかな目標であります。あとは寒くなってきたので風邪などには気をつけて過ごしたいです。
皆さんも!元気で!お過ごしくださいね!
ではでは、また何か書きたいことがあれば更新します。

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