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地元剣士を大切に、次世代の指導者を育てる。

次世代」にも色々あるかと思います。
私からすれば、今指導させていただいている小さな剣士たちがまさにそうですし、高段の先生方からすれば、私もその「次世代」の一人なのかもしれません(そう思って下さる方がいれば…)。

今回の記事でお話しさせていただく「次世代」の主人公は、所謂剣道部所属の現役の選手!
・・・ではなく、「地域で地道に頑張る(中学〜高校生の)剣士」です。

みなさんの周りにも中学生〜高校生くらいのこんな剣士はいませんか?

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こういう、すごく目立つとかじゃないけど、いつも稽古に来てくれる地元剣士って、私はすごくありがたいなと思っているのですが、、

同じ剣道をする同じ学生でも、大会などで輝かしい結果を残したり、部活で日々稽古に励む現役選手の方が、やはり世間でも剣道界でも注目されやすいですよね。

勿論それはとても良いことで、努力の末の素晴らしい結果です。むしろ賞賛されるべきだと思います。

…ですが、「将来、指導者として各団体を盛り上げ、支えてくれる剣士」という視点で見れば、現役の選手も、地域で地道に頑張っている剣士も、同じ「次世代」の剣士だと私は思うのです。(※指導力や実力の話ではない。)

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剣道って、単に剣道(武道)が人気だから剣道をする人がいたり、勝手に盛り上がっているのでしょうか?

私は違うと思います。

剣道の魅力や技術を正しく伝える指導者と、その教えを真剣に学ぶ剣士。そして、その剣士を送迎したり、日々支えて下さる保護者の方がいるからこそ、剣道は成り立っていると考えているからです。

どんなに小さな大会にも、必ずそれを企画・準備・実行・片付けをして下さる方がいますよね。

それと同じように、いつも稽古に来てくれる地元剣士は、小さい子の面倒を見てくれたり、元立ちに立ってくれたりと、なんらかの形で稽古そのものと、我々指導者の両方を手伝ってくれています。

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・・・しかし、部活でバリバリやっている(やっていた)子に比べると、剣道に対する様々な経験が少ないことや、本人の性格もあったりして、指導補助についてもらっても、

あまり積極的に手伝ってくれなかったり、「そこもっと褒めてあげてほしいな」「突っ立ってないでちゃんと補助してくれないかな」…などと、度々不安や不満を感じるケースが多いのも事実です。 

ここで「次世代を育てる」が出てきます!

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誰しも経験のないことがうまく出来ないのは当然です。

そこで私は、視点を「今現在、出来るかどうか」ではなく、指導と同じように「今後この子にどうなってほしいのか」という見方に切り替えるようにしています。

特に私の場合、低学年をメインに指導しているので、補助が機能すればするほど指導がやりやすくなるんですよね!

だったら尚更、補助の子だけの問題にせず、一緒に成長していけるように私がこの子を補助してあげる。これが私の考える「次世代を育てる」の実践の一つです。

そしてこの記事のタイトルのように、地元剣士を大切にすることで、最終的に「次世代の指導者を育てる」ことに繋がっていけばいいなぁと思っています。

【さいごに】

なぜ「次世代の指導者を育てる」なんて…捉え方によっては「何様だ?」と言われかねない考えを持ち、発信したのか。
それは単に「指導者だから次世代のこと考えなきゃね〜」なんて軽い事を考えているからではないんです。

私も、補助の剣士も、私の生徒達も皆、剣道界の「次世代」です(←この自覚大事)。

「次世代」なんて言うから偉そうに聞こえますけど、要は先輩が後輩に教えるのと同じで、私はまだまだ未熟な指導者ですが、それでも補助についてくれる中〜高校生よりほんの少しだけ先に生まれているから私が教える。一緒に勉強する。それだけのことなんです。

地元剣士に着目した理由は、
剣道界って、稽古に顔を出したり、アドバイスする人は多いけれど、指導者として生徒を育てて下さる方が意外と少なく、若い人は更に少ないと思うので、

そこをもっと積極的に改善していくためには、今ある要素の中で何を見直せばいいだろう?…と考えた結果、地元剣士をもっと大切にし、育てていくことも一つなんじゃないか?と閃いたからです。
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