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試合場係の主なやり方

試合場係の主なやり方について、特に試合場係に当たることが多い、中・高校生の新入部員や初心者と、剣道経験のない保護者の方に向けて、なるべく内容を必要最低限にしぼって作ってみました。

今回のものが、普段私の作る他の資料に比べて少し見た目がかたいのは、実際の大会等で各試合場(コート)に一枚ずつ配布することを想定しているからです。

中学や高校の公式戦でも、試合場係につくのは大概一年生か控えの選手なので、時計と旗がバラバラだったり、記録が上手くいかないことがよくあるのですが、正直それを丁寧に教えられる時間が実際の大会にはあまりないんですよね…。

試合進行が優先される為、どうしても「時計!」「旗と合わせて!」「記録!」という伝えかたになってしまいがちです。

コレは致し方ないとも言えます。なぜなら審判の先生方は、有効打突や反則を見逃さないよう、一人一人が緊張感を持って試合場に立たれているからです。

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「じゃあ一体どうやって覚えればいいんだ」

という話になりますよね。生徒にとっては実際の現場では聞くに聞けない雰囲気だし、先生たちなんか怖いし…。あ、悪口ではないですよ(笑)

保護者の方だと、「手伝ってください」と言われて手伝っているのに、「何も教えないでやらせるってどういうことだよ!」って思いますよね、普通。いくらご自身のお子さんやチームメイトのためとはいえ、分からないことを分からないままやらされて気分が良い人はそんなにいないと思います。

手伝ってくださる保護者の方に「自分の子供の試合なんだから、手伝って当然だろ」と言われる先生もいますし、逆に審判や役員の先生方に対して「朝から手伝わせといてなんにも教えてくれない」と言われる保護者の方もいます。

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私は、どちらの意見も間違いではないけれど、お互いを当たり前に思うのは間違っているのではないかと思います。

一番良いのはお互いに感謝し、なるべく気持ち良く大会や練習試合をスムーズに行うこと。

なかなか難しいかもしれませんが、その理想のためにやることが簡潔にまとめられたものがあれば、その試合場の歯車がうまく噛み合い、試合の進行もスムーズになるかもしれない。そう思って作りました。

「少年剣道を盛り上げるならば、こういうところから見直していくのも大切なんじゃないかな?」というのが私の考えです。

もっとわかりやすく、もっと馴染みやすい剣道を勝手に目指しているのがあやめTである( ̄^ ̄)b

▼ご自由にご活用下さい。ただし、加工や再配布等はご遠慮下さい。サポートしていただけると嬉しいです♪

▶︎2021/10/01 イラストを見やすくするなどの修正をしました。

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【あやめTのちょこっと本音】

しかし難しいのが、「分からないので教えてください」「コレどうやってやるんですか?」と聞いた時。

ここでよくありがちなのが、

①「自分(たち)は苦労して見て覚えた」

②「だから(あなたも)そうやって覚えて」

の流れです…。

①自体は素晴らしいと思います。…①までなら。

でも、②までいくと、ちょっと違うと思うんですよ。だってね、なんで「教えてほしい」ってお願いしてるのに、そんな「簡単に聞くな!」みたいな…「自分たちは苦労して見て覚えたんだから、あなたもそうやって覚えなさい」って態度になるんでしょうか?(聞くだけで何回教えても学ばない人とは全く別ですよ。)

必ずしも苦労したから良いというわけではないでしょう。「苦労=良いこと、尊いこと」「苦労してない/苦労してなさそうに見える=良くない」のような、偏見的な見方と勘違いはよくないし、それを相手に押し付けるのも間違っていると思います。

なんらかの目標があり、その目標を達成するにあたって必要な知識や技術を身につける段階がめっちゃ大変だった…

…これが「苦労」じゃないですかね。

お互いが良い関係でいられるように、人として…というか大人として当然の気遣いを大切にしたいな(^^)

あ、一番難しいのは「試合者が何を取ったか」だと思います!これは剣道の技術的な部分にもなるので、分からなかった(見えなかった)ときは、近くにいる分かる人に教えてもらうしかないですね(-。-;

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