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KING OF SWEAT     チャンピオン リバースウィーブ

今回は【チャンピン】からリバースウィーブのお話!

はい、もうリバースウィーブで分からない人もいると思うので簡単に解説していきまーす!

チャンピオンはスウェットで知ってるよー!
って言う人多いと思いますがチャンピオンと言えばこの【リバースウィーブ】なんですねー。

リバースウィーブってすごい発想で、こーゆー洋服の小ネタってめちゃくちゃ面白いし何で出来たか知るとよりチャンピオンが何故すごいか、他のスウェットと何が違うかわかるので是非一読を!

先に言ってしまうと、スウェットでもTシャツでも洗濯、乾燥させると縮みってあるじゃないですか?あれをなくしたいって言う事を解決させたのがこのリバースウィーブなわけですね。

一般的に作られたスウェットは縦織りの生地を使用しており、綿の性質の伸びようとした方向に逆らって縮む、という作用がある為に縦縮みします。 
持ってるTシャツでも洗濯すると縮みイメージないですか?まさしくあれです。これスウェットの話をしているだけで原理は同じです。
しかし、リバースウィーブはこの縦縮みが嫌なのでそれなら『縦と横を変えよう!』って事で変えちゃったわけです。

リバースウィーブ
→reverse weave
→逆織り

そう、日本語で逆織りです。

しかもこれだけでは終わらず更には横縮み対策、動きやすさ作りの為に両脇部分をリブ仕様にしました。この事により横縮みが起きてもリブなので伸びますし、動きやすさと着脱のしやすさも合わさりスポーツにも適した快適なスウェットが作られた訳です。

そしてまだ終わらないこの凝りに凝ったリバースウィーブ。
チャンピオンのサイトからコピペしますが。

引用 リバースウィーヴの秘密を大解剖
~傾けた一枚布と脇リブを付した孤高のスウェット~

わかります?
これリバースウィーブのスウェット作る時の縫製前のパーツ達なんですが、①の胴部分前後繋がってるんですね。
はい!今着てるTシャツ見てみて!!
ほとんどの人が肩部分縫われてるはずです!!
これなんでこうしたかって、当時アメリカではスウェットはスポーツ時のユニフォームとして着られていた為アメフトプレーヤーが肩パーツ付けた時に縫目が違和感、痛いみたいな事がありそれならこうしたら文句ないだろ!!
(たぶんそんな事言ってない)
って言うわけでこんな仕様にしたそうです。

②はさっきのリブですね。
そして両脇部分の縫目も同様、横に転んだ時に縫目痛いじゃないですか?
はい、また着てるTシャツ見て!
たぶん脇側内側で縫ってるはずです。

それがリバースウィーブはフラットシーマーって縫製になってます。

はい、これですね。
これ表地です。
凹凸がないわけではないけどほぼ平です。

これで痛くないやろ!
ってわけです。

ちなみに最近はポリエステル製だったら化学繊維混合の物とか増えていて縮みにく生地が多いです。だからあんまり気にならなくなってきたかもしれませんが綿100%って着心地で言うとやっぱ違うんですよね。
オーガニックコットンとか…
あー、これまた別で書きますね。コットンとオーガニックコットン違い。

いやーーー、細かい!
細かいけど洋服ってこーゆー細かいとこがすごいんですよ!

でも意外と知らずに着てる人、知らずに販売してる人絶対いる!ちゃんとこーゆーの知って着てほしいし買って欲しいですね。かっこいい、ダサいは大事なんですけどこーゆー細かい技術ってすごいですから。
それ知って着た方が今より愛着も湧くし無駄に買わないし捨てないでしょう!

最近流行りのSDGs的な要素も入れてみました笑
(流行ってるわけでないな)

と言うわけで今回は
チャンピオンからリバースウィーブのお話でした。

また書きまーす!

#ファッション雑学
#チャンピオン
#リバースウィーブ
#サステナブル


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