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【ジャケットの話し】ベントとは

平日は毎日 #ファッション雑学  を書いていますが、週末には日常的なことを書いています。
今日は平日なのでファッションの話。

昨日は恒例の週末フットサルでしたが、この蒸し暑さでいつも以上に疲労感があったのかnoteの更新が…
しかし!そんな今週末は昼にサッカー、夕方からフットサル!!という1日を予定しています。
サッカーなんて何年ぶりだろう…と不安もありますがそんなこと言ってる前にやってみろ!って話しなのでとりあえずやってきます!
スパイクも買ったし、あとはやるだけです!
なんか新しい道具買うとすぐやりたくなりますよねー、こーゆー気持ち絶対大事だと思うのでやってみたいことあったらとりあえず道具買ったらいいと思います!
目に見えるところに道具があるとモチベーションも維持されると思いますしね!

と、昨日はこんなことを書こうと思ったって前置きでしたー。

ではいつものやつやっていきまーす!


気を取り直して今回は、ベントについて書いていきます。
ジャケットの背中に切れ目入っていると思いますがアレです。男性、女性問わずこれは大体入っていると思います。

【ベントとは】

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この背中の切れ目のことをベントといいます。
正確には【センターベント】
ちなみにベントとは空気の抜け口、通気口という意味で、フランス語では風という意味を指します。

さて、このベントですがどんな意味があるのか。
それは、座った時にジャケットにテンションがかからず動きやすくなったり、シワになりにくい、シルエットが崩れないなどのメリットがある仕様になっています。
ベントの長さはジャケットの着丈の1/3程の長さのモノが一般的ですが、仕様によっては変わることもあります。

【ベントの種類】

最初ジャケットにベントはありませんでした。しかし乗馬の際に裾の突っ張りや、窮屈さをなくす為にジャケットの裾に切れ目をいれて動きやすさを作ったことが始まりだと言われています。

このベントですが、いくつか種類があります。
真ん中に1本切れ目を入れたタイプを【センターベント】といい、別名【馬乗り】とも呼ばれています。



そのため、スーツの真ん中に1本切れ目を入れている「センターベント」は、別名「馬乗り」とも呼ばれています。

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こちらは両サイドに切れ目のあるタイプ。
由来は剣を腰に差した時にジャケットの裾が引っかからないように作られたと言われる【サイドベンツ】で、別名【剣吊り】とも言われます。
ベンツの複数形の為にベントからベンツに変わります。これ結構知らない人いるかも。

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こちらはセンターベントに似ていますが、切れ目の終わり部分が少し違います。
この仕様のモノを【フックベント】といいセンターベントの変化版です。フック船長のあのフック型ということですね。

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最後にこちら【ノーベント】です。
名前の通りベントがありません。
動きやすさを確保したくて切れ目をいれたモノに対して何もないという事は当然あえて窮屈な状態にしています。
実はこの仕様のタイプが1番フォーマルなモノとされています。礼服や冠婚葬祭のジャケットはこのタイプが多く、ビジネスシーンでのスーツにはまずないタイプとなっています。

と言うわけで今回はベントについて書いていきました。ノーベント以外は好みもあると思いますが、個人的にはクラシカルなイメージのあるサイドベンツが好きです。
しかしフックベントの方がベントの終わり部分を縫っていることが多く、引っ掛けても破れにくい構造になっていますのでより頑丈と言えるでしょう。

オーダー、既成服問わず是非ジャケットのベントも気にして見てみてください。

ではまた書きまーす!

#ファッション雑学
#センターベント
#サイドベンツ
#フックベント
#ノーベント
#ベント

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